縮小気味に見えるミニカー市場だがじつは売上が伸びている!
静岡ホビーショーは北館と南館の2会場があり、出展社は総計96社にのぼる。北館にはタミヤをはじめとするプラスチックモデル系が中心に出展。一方の南館は京商をはじめとするミニカー系が中心となっている。今回はミニカーにスポットを当てて紹介していきます。
1/64スケールモデルが勢力を伸ばしている
ホビーショーはコロナ禍の2020年が完全中止。2021年は業者日のみが開催され、一般来場者も入れるようになった完全復活は2022年からだった。模型業界も試練のときを経て今に至るが、かつてはドローンが大流行したり、同じようにRCが主流になりかけた時期もあった。
今はだいぶ元の様子を取り戻し、今回はドローンを見かけることはなかった(あったのかもしれないが)。フィギュア、鉄道模型、そして自動車はプラモデルとミニカー、それにRCが展示の主流である。そんな中で今回はミニカーに焦点を当ててレポートをしたい。が、正直なところ、ここ数年はミニカーの展示が縮小傾向にあるように感じていた。
ところが、業界の盟主に話を聞くと、じつはそのようなことはなく、どのメーカー、インポーターも判で押したように売り上げは伸びていると話す。それでも今回からオートアートが出展を控えるなど、一抹の不安を残していることも事実である。
ひと口にミニカーと言っても、一般的にトミカのような1/64サイズ、そして長くミニカーと言えばこのサイズと言われた1/43。そして大型モデルは1/18、さらには1/12、そして超が付く1/8サイズまでかなりバリエーションは広い。これまではコレクターが集めていたのは、多くの場合1/43サイズだったように感じていたが、近年はいわゆるトミカサイズの1/64がだいぶ勢力を伸ばしてきたように感じる。1/43と1/64サイズの話は次回に譲るとして、今回はサイズをではなく、これはなかなか……と思えたモデルを中心にお話をしよう。


























































