10年に1度の祭典「ワカマツリ」の主催者の年齢は次回は60歳!?
2025年6月14日(土)、愛知県幸田町の「幸田サーキットYRP桐山」で「ワカマツリ」と題したイベントが開催されました。これは、レースアナウンサーとして活躍する“MCワカ”こと若松泰恵さんが主催するイベントで、今回が2回目の開催。前回はなんと10年前、40歳の誕生日を記念して行われたそうで、その際には「独身披露宴」というサブタイトルがついていたとか。そして今回は、MCワカの50歳の生誕祭と、モータースポーツ業界での活動25周年を祝う節目のイベントとなりました。
MCキャリアの原点として幸田サーキットで開催
会場となったのは、若松さんがレースアナウンサーとしてのキャリアをスタートさせた幸田サーキット。現在も日常的に活動の拠点としている場所であり、感謝の気持ちを込めてこの地を選んだそうです。
「ミニサーキットのアナウンサーが開くイベントって、どんな規模なんだろう?」
と疑問を抱きながら足を運んでみると、そこには想像を超える光景が広がっていました。
イベントのコンセプトは「モータースポーツと地域をよりよくつなぐ」。場内には飲食のキッチンカーだけでなく、小物雑貨の販売や占いの館といったブースが並ぶ「Go! 近所マルシェ」も同時開催。モータースポーツ一色ではない、誰でも楽しめる雰囲気になっていました。こうした柔らかな演出は、女性アナウンサーならではの視点かもしれません。
トライアル王者が登場する本格モータースポーツイベント
パドックには本格的なトライアル用のセクションが組まれ、そこに待機していたのは、赤地にゼッケン「1」を付けたホンダRTL-RR。つまり国内最高峰クラスのチャンピオンマシンです。
全日本トライアル選手権・国際A級スーパー(IAS)クラスで12年連続、通算14回のチャンピオンに輝く小川友幸選手と、2023年スペイン選手権で7位、現在は国内IASクラスに挑戦中の武田呼人選手の2名が登場。大雨のなかで、迫力のトライアルデモンストレーションを披露しました。
彼らが所属する「TEAM MITANI」は、かつてMCワカがイベント時のデモンストレーションでナレーターを務めていた縁があり、今回の出演につながったそうです。三谷知明監督も同行するなど、豪華な布陣となりました。
朝から本降りの雨で予定されていたチーム対抗・レンタルカート60分耐久レースは中止となりました。その代わり、普段から幸田サーキットを拠点にサーキット走行をしている有志が自慢の愛車で来場者を助手席に乗せて走る「サーキットタクシー」を実施。トライアルデモと並んでイベントの柱となりました。
豪華ゲストも登場!ロータスでコースイン
イベント終盤には、中部地方を中心に熱烈なファンを持つ毒舌DJ、ジェイムス・ヘイブンスさんが来場。「Heart FM」というコミュニティFM&インターネットラジオ局を立ち上げ、現在はMCワカも同局で番組を担当しています。そんな縁もあり、熱心なリスナーたちも会場に集結しました。
「せっかく来たからクルマに乗りたい!」
というジェイムスさんのリクエストには、会場出展していたACマインズが応えるかたちで、ロータス「2イレブン」を提供。ギャラリーの視線が集まるなかで、ジェイムスさんがサーキットを駆け抜け、イベントのラストを華やかに締めくくりました。
次回は10年後!? 期待高まる“ワカマツリ”の未来
「次の開催はまた10年後かも!?」
と笑うMCワカですが、今回の「ワカマツリ」はモータースポーツファンはもちろん、地域の人々にも開かれた温かいイベントでした。
次はどんなコンテンツで楽しませてくれるのか。再び幸田の地で開かれる“MCワカの感謝祭”に、今から期待が膨らみます。










































































