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“走るホテル”で夫婦が目指す次の旅先は?車中泊仕様に仕立てたルノー「カングー2」

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TEXT: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • ルノー カングー:シンクはコンパクトにまとまっていて非常に使いやすく考えられているそうだ。手を洗ったり、直売所などで購入した野菜を洗ったりしている
  • ルノー カングー:コンロもシート下に収納される。車中泊後の目覚めのコーヒーはもとより、簡単な調理も楽にできる。普段はコンパクトに収納できるのも、お気に入りのポイントだ
  • ルノー カングー:シート展開。このソファー状態でテーブルを出してのんびりと過ごすのも、普段は数字と戦っているSatoogooさんご夫婦の憩いの時間になっている
  • ルノー カングー:愛車と同じ仕様のミニカーで存在しなかったので、ルーフレールまで制作。カラーも「ブランミネラル」を調合して自らカスタマイズした、オリジナルなミニカーだ
  • ルノー カングー:ベッド展開状態も簡単に組み立てられる。それが車中泊を気楽にさせてくれる「ホワイトハウス」のコンプリートカーを選択した理由のひとつ
  • ルノー カングー:ベッドキットの下に荷物を収納できるスペースもある。就寝の際にベッドスペースに荷物を置かずに済む。カングーのゆったりとしたラゲッジスペースをベッドとして存分に使えるのも魅力だ
  • ルノー カングー:100円ショップで手に入れたランタン型ライトを10個装着することで、夜でも車内は明るく使いやすい状態になっている
  • ルノー カングー:ホワイトハウスオリジナルカーテンでしっかり遮光。お手製のタープを装着してプライベート空間もしっかりと保てるようになっているのも、キャンピングカーメーカーならではの装備だ
  • ルノー カングー:Satoogooさんお手製のティッシュボックス。愛車をモチーフに、ナンバープレートやミラーのトリコロールカラーまで再現しているのが特徴で、お気に入りのオリジナルアイテムとなっている
  • ルノー カングー:インパネまわりはSatoogooさんの好みでカラーリングされている。仕上がりもきれいで大人の配色になっている
  • ルノー カングー:センターコンソールは本来黒の艶消し仕上げ(一部の限定車はピアノブラック調)だが、お気に入りのアラジンストーブのカラーを、ご主人が調色してエアブラシで塗装している。とても美しい仕上がりで、純正オプションにあっても不思議ではないほどの完成度
  • ルノー カングー:カングーユーザーが国産車と違って困るのは収納の少なさである。北欧系雑貨店「IKEA」のカングー定番収納用品を取り入れているが、純正のようにきれいに収まる。ただしポップな色が多いため、こちらも艶消しグレーに塗装して仕上げている。イケアの定番品には見えないのが不思議
  • ルノー カングー:カングー専門店「スターロックカンパニー」のオリジナルドリンクホルダーも、アラジンストーブのカラーで仕上げられている。まるで別の商品に見えるほどの塗装のでき栄えで、欲しくなってしまう逸品だ
  • ルノー カングー:ミラーはトリコロールカラーを採用
  • ルノー カングー:トリコロールエンブレムステッカーや、当日のイベントコミュニティ「タマカングー」のステッカーなどがリアまわりに貼られているが、シンプルな雰囲気に仕上がっている
  • ルノー カングー:Satoogooさんご夫妻。普段は会計士というミスが許されない仕事ゆえ、休日はこのクルマで旅に出てリフレッシュしているそうだ

旅行とこだわりのカラーリングで楽しむカーライフ

ブランミネラルというカラーネームの白いルノー「カングー2」を愛用する“satogooさん”。車中泊やキャンプを楽しむために、さまざまな車種を検討して出会ったのが、2019年に購入したカングーだったと語ります。購入までの経緯と愛車との付き合い方についてお話を聞きました。

キャンピングカーショーで出会い車中泊仕様を新車で購入

「フォルクスワーゲン・トゥアレグ2を4年間愛用していましたが、駐車場の都合でひとまわり小さいモデルを選ばざるを得なくなってしまいました。当初は国産車を候補に愛車選びをしていたものの、当時のライフスタイルや好みのデザインにマッチするクルマが見つからなかった」と語るsatogooさん。

そこで2018年のキャンピングカーショーを訪れたところ、横浜のショップ「ホワイトハウス」ブースで展示されていた可愛らしいフロントマスクを持つフランス車・カングー2に出会い、心を奪われたという。

satogooさん夫婦は、ホワイトハウスの得意技であるポップアップルーフこそ装備していないが、マルチソファーベッドを搭載する仕様をカングー2の新車を購入することにしたのだ。

トゥアレグからの大胆なダウンサイジング

歴代の愛車はドイツ車中心に、比較的日本でも扱いやすいヨーロッパ車を乗り継いできたというsatogooさんご夫婦。前愛車は3.6L・280psを発生する高出力モデルだったが、現在の愛車であるカングー2は1.2Lターボ・115ps。排気量も出力も大きく異なるフランス車への乗り換えに、不安はあったという。

しかし数回の試乗を経て決断。納車からはトラブルもなく、今ではその不安も嘘のようにカングー2との日々を心から楽しんでいる。

ソファベッドやキッチンを備え旅先ではホテルに早変わり

装備面でもカングー2は抜かりがない。ラゲッジにはマルチソファーベッドが装着されており、クッションの配置を変えるだけでリビングからベッドへと早変わり。駐車スペースさえあれば、そこが一夜のホテルになる。

さらにコンパクトにまとめられたタンク付きギャレーも搭載。折りたたんで収納できる設計で、必要なときにだけ使える。料理やコーヒー、お茶を淹れるためのコンロ、収納式のテーブルなども備え、効率よくまとめられている点もお気に入りとのこと。

遮光カーテンはドアガラスにしっかり収まる仕様で、快適に眠れる空間を作り出す。加えて、FFヒーターも搭載。冬でも安心して車中泊が可能だ。

秋田・岩手へ行った初めての車中泊で寒さ対策を学ぶ

じつは納車直後の2019年4月、東京から秋田県角館市へ約600kmを走破し、そこから岩手県雫石へと桜を見に行く車中泊旅行へ出かけたとき、まだ寒い季節でシュラフなどの準備不足などもあってかなり寒い思いをしたという。この旅で、FFヒーターの使い方やサブバッテリーの充電のコツを体得。以後の車中泊ライフの糧となった、思い出深い旅になったそうだ。

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