足車として購入したホンダ「N-BOX」が唯一無二のカスタムカーに
オーナーの「カズさん」は足車として購入したはずのホンダ「N-BOX」を唯一無二のカスタムカーへと進化させました。当初はホイールと車高調だけのつもりが、少しずつ手を加えるうちに全長・全幅が拡大し、軽自動車から普通車へと構造変更登録するまでに。本格的なエアロやワンオフ加工、BMW風のフロントマスクなど、遊び心とこだわりが詰まったN-BOXは、イベントで存在感を放つ1台になっています。
列記できないほどのカスタムが施されたエクステリア
「昔VIPカーに乗っていました。VIP系を意識していじっていったんですけど、今はスタンス系などいろいろあるじゃないですか。だから、それも参考にいじり直していったら、『こんなになっちゃった』という感じですね。エアロはリアがK-BREAKで、ほかはバタフライシステムとワンオフ。リップとディフューザーとオーバーフェンダーなどはワンオフです。フロントのバンパーはバタフライシステムのバンパーと別のバンパーをニコイチにして、フォグはアルファード用を付けています」
ワンオフを含めたエアロの装着に加え、リヤのスライドドアはフロント用のドアを加工して観音開きにするなど、書ききれないほどのカスタムと加工が施されているエクステリア。しかもオーバーフェンダーを装着するなどもあって、全長と全幅が軽自動車サイズを超えてしまったので構造変更で普通車(登録車)にしているのだ。さらに目を引くのが、キドニーグリルが配されたBMW風のフロントマスクだ。
「BMWを実際に手で測ってみたら、これ(グリルなどが)合うんじゃないかなと思って。もともと付いていた社外品のグリルをベースに、加工してもらったんです。イベントに参加するなら、人と違うものを出したくて」
かなり印象的なエクステリアに加え、足まわりなども当初の車高調からエアサスに変更するなど、各部にわたって試行錯誤を重ね、相当こだわったカスタムを施しているようだ。

「エアサスは5年くらい前に入れました。アームも換えていて、リアのアクスル、キャスターバックなども全部ワンオフで加工してもらいました。なので、キャンバーは10何度まで付けられるんですけど、あまり付けたくないので、今はあえて7〜8度にしています。ホイールは前後とも9Jで、ワイドトレッドスペーサーもセットしています」
まだまだやりたいことがたくさん
インテリアは、シート(レカロシートとリアのシートカバー)と天井などの張り替え、追加メーターなどがセットされたダッシュボードの加工と塗装、電飾など手を加えている部分は多岐にわたる。そして、今後さらにやりたいこともあるようだ。
「オーディオをやろうと思っているんですけど、そうすると後ろの席も全部なくなっちゃうんですよ。2名乗車になるので、また構造変更ですね。あとは今までで2回目のオールペンをしていて、今回はマツダのクリスタルレッドメタリックになっているんですけど、また色を変えることを予定しています」



















































