限定車のためだけに用意されたオプションのカーボンパーツをフルに装備
RUFはCTRアニバーサリーを50台の限定車とすることを発表。世界中から熱い視線が集中して、オーダーリストはすぐに埋まり、生産は2019年から開始した。
今回RMサザビーズのモントレー・オークションに姿を現したのは、50台中25番目に生産されたモデルだ。リビエラブルーのボディカラーに、同色のステッチが施されたブラックバッファローレザーの内装、そして固定式のケブラー・カーボン製シートは、すべて新車オーダー時に特別にリクエストされたものだ。さらに、RUFがCTRアニバーサリーで設定していた、すべてのカーボンファイバー・オプションが装備されていることも、この出品車の魅力を高めている。
2022年5月にドイツのパッフェンハウゼンにあるRUF本社工場で完成した後、アメリカのフロリダ州にデリバリーされたこの25号車は、現在までに200マイル(約320km)にも満たない距離しか走行しておらず、まさに新車同様のコンディションを維持している。
今後CTRアニバーサリーを入手できるチャンスはきわめて低い。RMサザビーズはその事情も考慮し、今回280万ドル~340万ドル(邦貨換算約4億1210万円~5億40万円)というエスティメート(予想落札価格)を提示した。
オークションは最終的に336万ドル(邦貨換算約4億9452万円)という価格で落札された。この結果は、スーパースポーツの世界において、RUFというメーカーの価値をこれまで以上に高める新たなきっかけとなるだろう。






































































































