クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • LIFE
  • ホンダF1優勝マシンのエンジンが精密「1/6スケール」モデルで復活!鈴鹿PAでも展示中
LIFE
share:

ホンダF1優勝マシンのエンジンが精密「1/6スケール」モデルで復活!鈴鹿PAでも展示中

投稿日:

TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: 芝 修(SHIBA Osamu)/日下エンジニアリング(KUSAKA ENG)/Honda

  • 鈴鹿PA:3種類のエンジン模型は現在、モータースポーツの魅力発信スポット、新東名高速道路・鈴鹿パーキングエリア「PIT SUZUKA」地域資源PRコーナー(鈴鹿PAは高速道路の利用者以外も入場可能)にて、実際にF1で使用されたエンジンパーツとともに展示中
  • 鈴鹿PA:展示にはアイルトン・セナ選手のサインやホンダRA272のエンジンパーツなども展示されている
  • 鈴鹿PA:展示にはアイルトン・セナ選手のサインやホンダRA272のヘッドカバー、100Eのタービンなども展示されている
  • 鈴鹿PA:展示パネルには当時の記事と、スケールモデルについての詳細を展開。左端は、1965年の交通タイムス社発行の新聞のホンダF1優勝を広告
  • 鈴鹿PA:3種類のエンジン模型は現在、モータースポーツの魅力発信スポット、新東名高速道路・鈴鹿パーキングエリア「PIT SUZUKA」地域資源PRコーナー(鈴鹿PAは高速道路の利用者以外も入場可能)にて、実際にF1で使用されたエンジンパーツとともに展示中
  • 3種類のエンジン模型は現在、モータースポーツの魅力発信スポット、新東名高速道路・鈴鹿パーキングエリア「PIT SUZUKA」地域資源PRコーナー(鈴鹿PAは高速道路の利用者以外も入場可能)にて、実際にF1で使用されたエンジンパーツとともに展示中
  • 鈴鹿PA:現在のエンジンにはない機械そのものが放つメカニカルな美しさが細部まで宿り、「これが模型なのか…」と思わずため息が出るほどの出来栄えだ
  • 鈴鹿PA:スケールは6分の1ながら、実機と見間違うような精緻な作り込みと圧倒的な質感を間近で堪能できる絶好の機会となっている
  • 2025年10月26日メキシコGPでデモランしたRA272
  • 2025年10月26日メキシコGPでデモランしたRA272
  • 2025年10月26日メキシコGPでデモランしたRA272。メカニックは1965年当時を彷彿とさせるツナギを着用
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • RA168E型1.5L V6ターボエンジンを搭載するマクラーレンホンダMP4/4と日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA168Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • マクラーレン・ホンダMP4/5BにはRA100E型3.5L V10エンジンを搭載
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングRA100Eエンジンスケールモデル
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 1965年にホンダがF1初優勝を果たしたRA272
  • 日下エンジニアリングA272Eエンジンモデル
  • 鈴鹿PA:スケールは6分の1ながら、実機と見間違うような精緻な作り込みと圧倒的な質感を間近で堪能できる絶好の機会となっている

メキシコシティグランプリでホンダをF1初優勝に導いたマシンがデモラン

ホンダF1参戦60周年記念イベントの一環として、2025年10月のF1第20戦メキシコシティグランプリ決勝当日(現地時間10月26日)、1965年に同地で優勝を遂げたホンダF1マシン「RA272」が日本人フルタイムF1パイロットの角田裕毅のドライブでコースを駆け抜けました。さらに鳥取県の日下エンジニアリングは、このマシンのエンジンを6分の1スケールモデルで再現するというカタチで記念イベントに参画。その精密なエンジンスケールモデルが完成できた軌跡とこだわり、そして鈴鹿パーキングエリアでの展示について紹介します。

鳥取の「もの作り企業」がホンダF1参戦60周年記念イベントに参画

ホンダF1マシン「RA272」が走行したエルマノス・ロドリゲス・サーキットは今から60年前に記念すべきホンダF1初勝利を挙げたサーキットである。このデモランはホンダF1の歴史を象徴する「原点回帰」のプログラムとして実現したものだ。

ピットレーンには白地に日の丸をあしらったマシンが姿を現し、当時のメカニックをオマージュしたつなぎを身にまとったスタッフが周囲を固めた。まるで1965年当時の光景がよみがえったような雰囲気が漂い、節目のイベントに華を添えた。

このホンダF1参戦60周年の記念行事に鳥取県米子市の「日下エンジニアリング」も参画している。同社は2010年に「もの作り企業」として創業し、2015年には「その歴史を手元に残す」をテーマに、最新のリバースエンジニアリングを駆使し、これまでにはない精巧なエンジンスケールモデルを製造する模型部門を立ち上げた。以来、時代を彩ってきた名機を6分の1スケールで次々と再現している。クルマ好き、模型好きの間では高い評価を得ている。

最大の特徴は、設計から製造、組み立てに至るまですべて国内で完結している点にある。数多くのホビーメーカーが製造を海外に依頼しているが、純国産体制を貫くことで、トラブル対応や商品の改良、アップデートも迅速に行うことができる。国内で完結させる体制によるスピードと品質の両立が、日下エンジニアリングの最大の強みだ。

モデル化したのはホンダF1第1期、第2期を支えた3基の名機

日下エンジニアリングはこれまで数多くの自動車メーカーからライセンスを得て商品をリリースしており、その実績がホンダの目に留まった。ホンダ側から

「F1参戦60周年記念商品を作ってほしい」

と打診を受けた際、代表の佐々木禎氏は

「大のアイルトン・セナファンだったので、心から嬉しかった」

と当時を振り返る。

複数回のすり合わせを経て契約を締結。今回、数ある候補の中からモデル化されたのは3基の名機である。

1基目は、今回メキシコGPで走行したRA272に搭載され、ホンダF1初優勝を支えた1.5L V型12気筒自然吸気エンジン「RA272E」だ。

2基目は、1990年にアイルトン・セナが2度目のドライバーズタイトルを獲得したマクラーレンMP4/5Bのパワーユニットである3.5L V型10気筒エンジン「RA100E」である。

3基目は、16戦15勝という圧巻の勝ち星を挙げ、1988年シーズンを支配したマクラーレンMP4/4のパフォーマンスを支えた最後の1.5L V型6気筒ターボエンジン「RA168E」である。いずれもホンダF1第1期、第2期を象徴する名機たちだ。

12
すべて表示

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS