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ドレスアップカーにチューニングカーのスポーティ感を演出するチョロQ仕様!?のホンダ「ライフ」

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)

  • ホンダ ライフオーナーの“トカ”さん
  • ホンダ ライフ:鋭い表情を作り出すヘッドライトはインナー部をプロジェクターリング仕様に組み替え。純正マスクからアレンジを加えるべくボンネットを一部延長加工してヘッドライトを覆う
  • ホンダ ライフ:内外装ともに、ドレスアップカーとチューニングカーならではのスポーティ感を演出する仕様として作り込んでいる
  • ホンダ ライフ:カナードは、サイドステップにもボディに合わせてワンオフ製作。ステップ一体型として装着させた
  • ホンダ ライフ:クイックリリースなど内外装ともに、ドレスアップカーとチューニングカーならではのスポーティ感を演出する仕様として作り込んでいる
  • ホンダ ライフ:バンパーもオリジナルリメイクを施し、ニスモのダクトにカナード付きのリップスポイラーを装着している
  • ホンダ ライフ:もともと走り屋だったためシートはレカロに交換。運転席はフルバケ、助手席はセミバケをセット
  • ホンダ ライフ:カナードは、サイドステップにもボディに合わせてワンオフ製作したステップ一体型として装着させた
  • ホンダ ライフ:テールランプの光らせ方も工夫した。光が左右対称に上下に移動しながら視認できるよう配線処理を施している
  • ホンダ ライフ:ワイドボディは綺麗にパテ埋め成形されている。エッジを強調する形状にも注目だ
  • ホンダ ライフ:マフラーは2本出しとなっている
  • ホンダ ライフ:真っ白な5本スポークホイールの奥には6ポットキャリパーも確認できる
  • ホンダ ライフ:真っ白な5本スポークホイールの奥には6ポットキャリパーも確認できる
  • ホンダ ライフ:リアは左右にダクトを追加したスポーティな仕上がりで、センターにはトヨタ「86」用のリアフォグを埋め込んでいるのが特徴だ
  • ホンダ ライフ:ワイドボディは綺麗にパテ埋め成形されている

JB5型ライフのカスタマイズに6年かけた完成形!

自分だけの特別なクルマを作りたい。そんな思いで作り上げるのがカスタムカーです。今回紹介するホンダJB5型「ライフ」は、“チョロQ”のような可愛らしさと迫力あるワイドフォルムを両立させています。オーナーの“トカ”さんは、独自の発想と技術で6年かけてヘッドライトやバンパー、内装に至るまで細部にこだわって作り上げました。オリジナリティと実用性を両立させた“ワンモーションボディ”を崩さないカスタムについて聞いてみました。

独自発想を貫くロー&ワイドなフォルム

カスタムカーは自分だけの特別な1台を生み出す手段である。そのため、エアロパーツやホイールといった視覚的な魅力を高めるドレスアップパーツを使ってリメイクすることが特徴だ。

自分色に染めるためにクルマを購入したら、フロアマットを交換したり、シートカバーを取り付けたりする人は多いが、それこそがドレスアップの第1歩。そこでカスタムの満足感を得ると、次にどのようなカスタムを施そうかと追求し始める。それがエスカレートしていけば、カスタム上級者への道が深まり、持ち前のアイデアによってオリジナリティを高めた1台を生み出そうと考えるのだ。

自分好みの個性的かつオンリーワンの1台を目指し、誰とも重複することのないオリジナルマシン製作に情熱を燃やしているのが、奈良県在住でJB5型ライフに乗る“トカ”さんだ。4輪はライフとゼスト、2輪はシグナスX2型を所有し、すべてに独自発想のカスタムを楽しんでいる。そのなかでもライフは特別であり、とにかくカッコ良く目立つために、ロー&ワイドなフォルムを強調する大胆なリメイクをしている。

“トカ”さんが所有するライフは、特徴的なワンモーションボディの良さを崩さないことをテーマにカスタマイズを重ね、2025年で6年目を迎える。その間に、あーでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返し、リメイクとトライを重ねて進化を遂げた。

気になる仕様については、強者ひしめくカスタムカーが集うイベントにおいても見劣りしない、インパクトのある存在感を示す作り込みだ。見た瞬間にワイドボディ感が目に飛び込む。そのルックスはカッコ良さだけでなく可愛らしさもあり、チョロQ的なデザインが面白い。

鋭い表情を作り出すヘッドライトはインナー部をプロジェクターリング仕様に組み替え、純正マスクからアレンジを加えるべくボンネットを一部延長加工してヘッドライトを覆うデザインにも注目だ。バンパーもオリジナルリメイクを施し、ニスモのダクトにカナード付きのリップスポイラーを装着している。このカナードは、サイドステップにもボディに合わせてワンオフ製作したステップ一体型として装着させた。

また、リアは左右にダクトを追加したスポーティな仕上がりで、センターにはトヨタ「86」用のバックフォグを埋め込んでいるのが特徴だ。テールランプの光らせ方も工夫した。光が左右対称に上下に移動しながら視認できるよう配線処理を施している。

走りの要素も取り込んだ足まわりと内装

足まわりは車高調キットを装着し、加工ワイドフェンダーはワークスのタンスマジックホイールに合わせて、インナーの逃げを考慮してセッティングした。限界まで車高を下げてもフェンダーの内側に干渉しないように、内部に独自の工夫を施している。

もともとシルビア乗りで走ることが大好きだった“トカ”さん。そのため、内装の仕上げも追加メーター、バケットシート、ステアリングクイックリリースなどをセット。内外装ともに、ドレスアップカーとチューニングカーならではのスポーティ感を演出する仕様として作り込んでいる。

今後のカスタム予定はもうないという。現在の仕様で満足しているので、飽きるまでは乗り続けると話してくれた。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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