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往年のF1マシンと発売前の「ホンダRA272」エンジンモデルをタミヤプラモデルファクトリー東京で公開!展示期間は12月25日まで

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TEXT: 山崎真一(YAMAZAKI Shinichi)  PHOTO: 日下エンジニアリング

 

自動車画家のBOW氏が書き下ろした貴重なイラストも同梱

佐々木代表は「小学校からタミヤのプラモデルを作り続け、その経験が模型メーカーとしての基礎を築いてくれたのもタミヤ。今回のコラボレーションは、いわば恩返し。だからこそ、簡単には諦めるという選択肢はなかった」と語る。

そこで「わたしが商品を組み立てたうえでのコラボレーションの可能性はありますか?」と粘り強く交渉を重ねる。その結果、ついに「可能性はあります」という前向きな返答を得るに至った。

早速サンプルを製作し、10月18〜19日に東京ビッグサイトで開催された「全日本模型ホビーショー」に監修を受けて、商品化への正式な快諾と「タミヤフェア」への展示が決定した。企画のスタートから約3カ月で許諾に至った背景には、タミヤとホンダとの長年の信頼関係性に加え、日下エンジニアリングの確かな技術力あったことは言うまでもない。

故・田宮俊作会長のメモリアルというべきこの商品には、自動車画家として圧倒的な知名度を誇るBOW氏がホンダのCM用に書き下ろした、故・本田宗一郎氏がRA272を運転するイラストが付属する。ちなみにBOW氏は2024年11月に逝去しており、このモデルは氏の一周忌の記念作品としての意味合いも持つ。

F1を題材とした同時開催の「HondaとTAMIYAの世界展」にも注目!

ブランドと人物、そして歴史が結晶したメモリアルの名に相応しい特別な商品。発売は2026年2月以降の予定で、60個限定で価格は15万円(税別)。ちなみに現在、日下エンジニアリングHPで受付中だ(https://kusaka-eng.com/honda_ra272e.html#3)。今回のイベントは発売前に実物を見ることができる最後のチャンスでもある。

なお、タミヤプラモデルファクトリー東京(https://www.tamiya-plamodelfactory.co.jp/)では現在、「HondaとTAMIYAの世界展」を開催中。ホンダF1第1期を戦い、タミヤ初のF1模型となったホンダRA273の実車展示をはじめ、初のホンダF1スケールモデルの取材写真や貴重な関連資料の公開。さらにはホンダF1黎明期のダイジェストムービーが上映されるなど、まさにホンダF1の世界にどっぷりと漬かれる内容となっている。モータースポーツファンなら間違いなく満足できる空間だ。

「Honda RA272 First Victory Memorial Set」の展示は12月25日までの8日間限定。正面玄関横のカフェスペース近くに目立つ位置に置かれる予定となっている。タミヤプラモデルファクトリー東京はJR東京メトロ、都営線の新橋駅から徒歩5分の好立地にあるので、この機会にぜひ足を運んでほしい。

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