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実家で23年放置されていたセリカ カムリ2000GT!?……カビとサビに挑んだオーナーが果たした「奇跡の再生」

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:オーナーの手により清潔に蘇ったインテリア。ステアリングホイールは好みのナルディへと交換されている
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:放置によるカビに襲われていたシートは、高圧洗浄とカビキラーで見事に復活。貴重なファブリック生地を守るためクッションを敷いて養生している
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:会場では多くの見学客が足を止め、この希少なセダンに見入っていた
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:リアシートも同様に洗浄して本来の質感を取り戻した。車内全体に漂っていたカビの気配は微塵も感じられない
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:トヨタ・スポーツカーの伝統である「T字バー」を備えたグリル。GT DOHCのエンブレムが誇らしげに輝く
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:セリカの純正ホイールに、往年の名作ハイグリップタイヤ、ヨコハマ・アドバンHF-Dを組み合わせる
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:オーナーが指の痛みに耐えながら磨き上げたフェンダーミラー。ウォータースポットひとつない鏡面仕上げだ
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:インジェクターやオルタネーターなどを刷新し、27年ぶりに目覚めた18R-GEU。走行距離はまだ8万6000kmと若く、パワフルな走りを披露する
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:長年の保管中に雨に晒されていた車体後部。傷んでいたウインカー周辺もしっかりと鈑金修理されている
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:燃料タンクは70系カローラ用を流用。給油口のエクステンション加工などを施し、実用性を高めている
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:高圧洗浄と手洗いで本来の状態を取り戻したドア内張り。細部までオーナーの愛情が行き届いている
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:同じ志を持つ仲間と語らうひととき。これこそが、苦労してクルマを蘇らせたオーナーだけが味わえる至福の時間だ
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:フロアの所々に空いていた穴も綺麗に補修。23年間の眠りの深さを感じさせるポイントだが、現在は完璧な状態だ
  • トヨタ セリカ カムリ 2000GT:地下駐車場に展示されたセリカ カムリ 2000GT。雨天でも名車をじっくり鑑賞できるのがこのイベントの魅力だ
  • 愛車の1980年式トヨタ セリカ カムリ 2000GTとともに、「まつどクラシックカー&スポーツカー フェスティバル」に参加したオーナーの“アマンド7”さん

「松戸まつり」でオーラを放った希少車!正式名称は「セリカ カムリ2000GT」!?

千葉県松戸市で開催された「松戸まつり」。市民祭として賑わうなか、JR松戸駅周辺の地下駐車場では、天候に左右されない併催イベント「まつどクラシックカー&スポーツカー フェスティバル」が開催されました。並み居る名車のなかで、トヨタのスポーツカーの代名詞である「T字型モール」が輝くフロントグリルを持つ「セリカ カムリ」が注目を集めていました。23年という長きにわたる眠りから目覚め、27年ぶりに復活を遂げたオーナー“アマンド7”さんの愛車と、その再生の軌跡をご紹介します。

「スポーティからスポーツへ」を体現した!まさに羊の皮を被ったFRスポーツセダン

上級のミディアムセダンとして、1980年(昭和55年)1月にデビューしたセリカ カムリ。ウエッジを効かせボディ後部を高くした直線的なボディラインのスポーツサルーンとして、カローラ店から販売された。

同年8月には、1968cc直列4気筒DOHCの18R-GEUエンジンを搭載し、電子制御燃料噴射装置EFIを装備した「2000GT」がラインナップに加わる。クイックステアリングに4輪独立懸架の足回り、強化ダンパーとスプリング、サーボ付き4輪ディスクブレーキを備えた最強スペックは、「スポーティからスポーツへ」というキャッチフレーズそのものであった。しかし、わずか2年後の1982年3月には2代目へとフルモデルチェンジしたこともあり、現在では現存数が極めて少ない超希少車だ。

2024年に続いて2回目の参加というオーナー“アマンド7”さんの個体も、まさにその2000GTである。リアウインドウに誇らしげに貼られた「DOHC」のステッカーが、その素性を物語っている。

23年間の眠りで進んだ激しい傷みと劣化「納屋もの」物件の再生に着手した

このセリカ カムリは、“アマンド7”さんが独身時代に乗っていた愛車であった。結婚を機に実家を出ることになり、それから23年間を実家の納屋で過ごすことになった。

「約23年、屋根の下でしたが放置していました。コロナ禍を機に2年半のレストア作業を経て、2022年に27年ぶりに復活しました」

当初は屋根の下に置かれていたが、荷物の整理などで年々少しずつ移動させられ、最終的にはトランクから車体後部が雨に晒される状態になっていた。いざ復活させようとしたときには、タイヤはサイドウォールまで裂け、ブレーキキャリパー、ローター、ハブもサビだらけの状態であった。

まずはクルマを動かすため、燃料タンクの掃除から着手したが、給油口や燃料の吸い込み口は、とくにひどいサビに見舞われていた。タンク内部も、何度も高圧洗浄を繰り返す必要があった。

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