ウェルビーイング追求の移動するオフィス!快適性能を全方位強化
後席は“走る役員室”としての機能を強化。MBUXハイエンド・リアシートエンターテインメントは13.1インチディスプレイを2基備え、取り外し式の専用リモコンも2台付属。HDカメラを内蔵し、ビデオ会議に対応する点も新しい機能だ。
快適装備ではヒーテッドシートベルトを初採用し、最大44℃で乗員の首元を温める。さらにDigital Vent Controlと新開発の電動エアフィルターにより、極めて微細な粒子まで除去し、車内の空気を約90秒ごとに浄化する。
パワートレインの電動化も進み、V8は537hp、750Nmを発生。プラグインハイブリッド(PHEV)は電動航続距離約100kmを実現。全エンジンに17kWのISG(エンジンをアシストする電気モーター)を組み合わせた48Vシステムを採用。
足まわりではAIRMATICまたはE-ACTIVE BODY CONTROLに、長いスピードバンプ(段差)に対応する知能ダンパー制御を新搭載。リア・アクスルステアリングは標準で4.5度、オプションで最大10度に拡大し、最小回転半径も約2m縮小する。
日本への導入タイミングや価格などはまだ発表されていないが、新しいラグジュアリーカーの姿をリードする注目のモデルとなるだろう。

【AMWノミカタ】
20年前の高級車は、上質な本革やウッドパネルに囲まれ、大排気量エンジンによる静粛性の高さ、そしてピクニックテーブルなどの特別な装備を備えていることがその証であった。
しかし時代は進み、安全性やデジタル体験、知能化、そして個別最適化が高級車には求められている。今回のSクラスのアップデートは、照明・空気清浄・温熱制御など「ウェルビーイング(心身の健康)」を重視し、知的なパーソナル空間を作ることに大きな力が注がれている。高級車は豪華な“モノ”から、個人の“体験を高めるプラットフォーム”へと変化したのだ。
なかでも驚きなのは、オプションで最大10度の舵角をもつ後輪操舵システムだ。巨体の最小回転半径を約2mも短縮できるという。これは多くの市場からの声に応えたものだろう。ブランドと顧客との信頼関係を積み重ねる、メルセデスらしい誠実な進化と言える。











































