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路面改修で驚異のタイム更新続々! 2026年国内モータースポーツ開幕の口火を切ったスーパー耐久もてぎの激闘

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 佐藤正勝(SATO Masakatsu)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • スーパー耐久2026開幕戦もてぎ、Race.1のスターティンググリッド
  • Race.2で優勝を飾った#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3
  • Race.1で優勝した#31 DENSO LEXUS RC F GT3のピット作業。メカニックたちの迅速な動きがサバイバル戦での勝利を支えた
  • 縁石を越えてコーナリングする#31 DENSO LEXUS RC F GT3。Race.1での波乱の展開を巧みに切り抜けた
  • スーパー耐久2026開幕戦もてぎ、Race.1の表彰台。優勝した#31 DENSO LEXUS RC F GT3のドライバーたちが中央に立ち、トロフィーを掲げる
  • レース中盤にトップへ浮上し、終盤まで後続を力強く牽引する走りを見せた「#23 TKRI松永建設AMG GT3」
  • リバースグリッドが採用されたRace.2のスタート。ポールの「#2 シンティアム アップル KTM」に最高峰ST-X勢が迫る
  • スタート直後からトップ3を形成し、Race.2の先頭争いを大いに盛り上げた「#777 D’station Ferrari 296 GT3」
  • SC(セーフティカー)導入のタイミングでピット作業を行う「#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3」
  • 第3スティントでトップを奪取。Race.1のペナルティによるうっぷんを晴らし、見事優勝を飾った#33のAMG GT3
  • Race.2決勝の表彰台。優勝した#33、2位の#23、3位の#777の各ドライバーたちが登壇し、開幕戦の健闘を称え合った
  • コースを激走する#777 D’station Ferrari 296 GT3

2026年国内モータースポーツ開幕! スーパー耐久もてぎ第1戦は路面改修でコースレコード更新続々

朝夕の寒さも少し緩んできた2026年3月21〜22日、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE(S耐)」の開幕戦が行われました。路面改修によってコースレコードが続出し、フルコースイエローが連発する荒れたサバイバルレースとなった第1戦になりました。2日間にわたって2グループに分かれて行われた4時間レースの激闘を、日本のモータースポーツ界トップが集結した異例の開幕式の様子とともにレポートします。

国内モータースポーツ界の錚々たる面々がS耐グリッドに集結した2026年モータースポーツ開幕式!

AUTOBACS SUPER GTシリーズ(S-GT)や、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)に先んじて開幕を迎えたスーパー耐久(以下、S耐)。この週末のもてぎには、2026年の“モータースポーツ開幕式”として、そうそうたるメンバーがグリッド上に並んだ。

S-GTを運営するGTアソシエーション(GTA)の金曽裕人取締役、SFを運営する日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久社長、そしてS耐を運営するスーパー耐久未来機構(STMO)の桑山晴美副理事長。これに加えて、国内の4輪モータースポーツを統括する日本自動車連盟(JAF)の坂口正芳会長や、2輪を統括する日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の鈴木哲夫会長も姿を見せた。

さらには「クルマをニッポンの文化に!」を謳い、モータースポーツの盛り上げに積極的に取り組んでいる日本自動車会議所の豊田章男会長も参加し、まさに国内レースの幕開けにふさわしい光景となった。

シーズンオフ中に路面改修された恩恵で各クラスのコースレコードが約2秒短縮される白熱の予選に!

S耐は昨年同様、GT3車両によるST-Xクラスから、メーカーの開発車両が参戦するST-Qクラス、さらには市販車ベースのST-1〜ST-5クラスまで、全11クラスが混走する耐久レースとして開催される。

各大会によってレーススタイルは変わるが、開幕戦の今回はST-TCRとST-USAの2クラスが“お休み”となり、9クラスの参加車両が2グループに分かれて4時間レースを行うフォーマットが採られた。

21日(土)のRace.1は、ST-XとST-Qの一部、ST-1、ST-3、ST-4、ST-5F、そしてST-5Rの7クラスが参戦。22日(日)のRace.2は、ST-X、ST-Z、ST-Qの一部、ST-1、ST-2の5クラスが参戦する。結果的にST-XとST-1は両レースに出走することになった。

21日午前に行われた公式予選は、S耐の特徴のひとつである「AドライバーとBドライバーのベストタイム合計」でグリッドが争われた。モビリティリゾートもてぎは2025年のシーズンオフからコース路面が全面張り替え作業が行わられており、その恩恵もあって全体的にラップタイムが向上。各クラスともに従来のレコードタイムから2秒ほど更新される驚異的なペースとなった。

モータースポーツの世界において「2秒」というタイム差は、カテゴリーがひとつ上の別のマシンになったと言えるほどの異常なタイムアップである。路面がフラットに改修されたことでタイヤのグリップ限界が劇的に上がり、今年のS耐全体のスピードレンジが一段と底上げされている事実をまざまざと見せつけた。

最速タイムをマークしたのは「#33 Craft-Bamboo Racing Mercedes-AMG GT3(ジンズー・スン/太田格之進/アダリー・フォン)」を駆る太田格之進だ。唯一1分47秒台に入れる1分47秒947をマーク。ジンズー・スンもAドライバー予選で最速タイムを記録しており、堂々のポールポジションを獲得した。

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