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日本ボートオブザイヤー2025決定! 大賞「AZIMUT FLY62」の魅力と日本の海【Key’s note】

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TEXT: 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)  PHOTO: 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)/ジャパンインターナショナルボートショー(JAPAN INTERNATIONAL BOATSHOW)  FACT CHECK: 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)

  • 2026ミス日本「海の日」である野口絵子さんが、ジャパンインターナショナルボートショー2026の開会式にて「JMIAマリンアンバサダー」に任命された
  • 多くのマリン事業者が集った「JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW 2026」の授賞式会場。ボートという存在が、もはや一部の愛好家だけのものではなく、広く社会に浸透しつつある熱気を感じさせます
  • 2026年3月19日から22日まで開催された国内最大級のマリンイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2026」の開会式の様子
  • 四方を海に囲まれた日本には、小さなゴムボートから始まる多様なマリン文化があります。その延長線上に、「AZIMUT FLY62」のようなひとつの憧れが存在するのです
  • 海原を悠然と切り裂き、白いウェイクを描く「AZIMUT FLY62」。真上からのアングルは、その完成された一体感と、波の上でさえ余裕を感じさせる佇まいを物語ります
  • 穏やかな海を行く、エレガントな側面フォルム。62フィートという数字以上に、その佇まいには、イタリア生まれらしい洗練された余裕が漂います
  • 波を立てて力強く疾走する「AZIMUT FLY62」。自動車産業で培われたエンジン技術や、長い歴史を持つ造船技術が、浮かぶ技術と高い次元で融合しています
  • 「JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW 2026」の幕を背景に、大賞受賞の喜びを分かち合う安田造船所の皆さんと記念撮影

海を愛する人々の憧れとなる「完成された一体感」のイタリアンクルーザー大賞と日本のマリン文化

レーシングドライバーであり自動車評論家でもある木下隆之氏が、いま気になる「key word」から徒然なるままに語る「Key’s note」。今回のお題は「日本ボートオブザイヤー2025」です。PWCから大型艇まで多彩な部門賞が発表されるなかで、見事イヤーボート大賞に輝いたイタリア生まれの大型クルーザー「AZIMUT FLY62」の魅力と、日本の豊かなマリン文化の広がりについて語ります。

ボートの世界も使用用途によって多様な楽しみ方がある中でアジムットFLY62がボート大賞に輝く

「日本ボートオブザイヤー2025」が決定しました。2月26日にはすでに、PWC、小型艇、中型艇、大型艇の各部門賞が発表されています。さらに、ベストバリュー、ベストファン、ベストフィッシングといった特別賞も決まりました。ボートという世界がいかに多様な楽しみ方を内包しているか、その豊かさを物語る構成です。それぞれの用途に即した評価が丁寧に行われていることが伝わってきます。

そのうえで、これら7部門の頂点に立ち、もっとも優れたクルーザーとして大賞に選ばれたのが、大型艇部門を受賞した「AZIMUT FLY62(アジムット FLY62)」でした。いわば、その年の海を象徴する一艇と申し上げても差し支えないでしょう。

この艇はイタリア生まれで、株式会社安田造船所によって日本に導入されています。全長19.22m、最大幅5.09mという堂々たる体躯は、海原に浮かべば静かに、しかし確実に存在を主張します。62フィートという数字以上に、その佇まいには余裕があります。波の上でさえ、どこか悠然とした気配をまとっているのです。

 

最高点を投じた理由はボートが持つスペックや装備を超えた言葉にできない“完成された一体感”!

私も選考委員の一人として、この艇に最高点を投じました。多くの魅力的な艇が並ぶなかで、AZIMUT FLY62は不思議と記憶に残ります。スペックや装備の優秀さはもちろんのこと、それらを超えた“完成された一体感”があるのです。

言葉で説明しようとすると少し野暮になるのですが、「いいものはいい」と素直に頷いてしまう力を秘めています。

海に囲まれた日本の恵まれた自然環境と高い技術力、さらに感性豊かな人間性が育むマリン文化!

日本は四方を海に囲まれ、四季折々の表情を見せてくれます。その自然環境は、マリンスポーツを育むうえで実に恵まれています。

さらに、自動車産業で培われたエンジンや電動技術、そして長い歴史を持つ造船技術もあります。走る技術と浮かぶ技術の両方を高い次元で備えている国なのですから、ボート文化が豊かに育つのも自然な流れなのかもしれません。

今回の大賞が発表された「ジャパンインターナショナルボートショー」でも、その広がりを感じました。多くのマリン事業者に加え、自動車メーカーやアパレルブランドの出展も目立ちます。会場にはさまざまな感性が交差していました。

特別な人たち向けのボート文化から、日本社会に静かに浸透しつつあるマリン文化という存在

ボートという存在がもはや一部の愛好家だけのものではなく、より広い文化として社会に浸透しつつあることを静かに物語っているように思えます。

もちろん、AZIMUT FLY62は決して気軽に手が届く存在ではありません。しかし、日本には小さなゴムボートから始まる多様なマリン文化があります。その延長線上に、ひとつの憧れとしてこの艇が存在する。そう考えると、特別な意味が宿ります。

すべての人が所有することはできなくても、海を愛する人の心にそっと灯をともす存在であること。AZIMUT FLY62は、そんな静かな輝きを放っているのだと思います。

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  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 木下隆之(KINOSHITA Takayuki)
  • 1960年5月5日生まれ。明治学院大学経済学部卒業。体育会自動車部主将。日本学生チャンピオン。出版社編集部勤務後にレーシングドライバー、シャーナリストに転身。日産、トヨタ、三菱のメーカー契約。全日本、欧州のレースでシリーズチャンピオンを獲得。スーパー耐久史上最多勝利数記録を更新中。伝統的なニュルブルクリンク24時間レースには日本人最多出場、最速タイム、最高位を保持。2018年はブランパンGTアジアシリーズに参戦。シリーズチャンピオン獲得。レクサスブランドアドバイザー。現在はトーヨータイヤのアンバサダーに就任。レース活動と並行して、積極的にマスコミへの出演、執筆活動をこなす。テレビ出演の他、自動車雑誌および一般男性誌に多数執筆。数誌に連載レギュラーページを持つ。日本カーオブザイヤー選考委員。日本モータージャーナリスト協会所属。日本ボートオブザイヤー選考委員。
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  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 山本 亨(YAMAMOTO Tohru)
  • 1960 年生まれ 大学卒業後ベストカーガイド編集部勤務。1990年オートスポーツ誌に転職、1992年F1速報誌(アズエフ)編集長。1995年月刊ビデオマガジン編集部に転職、1996年ベストモータリング編集長(のち局長兼務)。2005年ネコパブリッシング・イベント本部長/4輪編集局長兼務。2015年交通タイムス社に転籍、2020年より現職(総編集局長)自動車の分野に問わずオールマイティだが、特に旧いモータースポーツとクラシックカーに造詣が深い。愛車は1969年DATSUN Fairlady SRL311/YAMAHA RD250ほか

 

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