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ロリンザー仕様を現代的にアレンジ! エアサスで仕上げたメルセデス・ベンツ Eクラス クーペ

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TEXT: オンリーメルセデス編集部  PHOTO: 犬塚直樹(INUDUKA Naoki)

  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:フェイス周りやレンズ類を後期仕様へと換装することで、全体にフレッシュな印象を与えている。伝統のブルーブラックで塗られたボディとメッキグリルの相性も抜群だ
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:足元にはディッシュタイプのホイールを装着。エアサスペンションの導入により、ステアリングをフルに切った状態でもフェンダーへの干渉を避けるセッティングを実現した
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:フロントフェンダーのアーチとタイヤが美しく沿う絶妙なクリアランス。不自然な張り出しを抑えつつ、タイヤとの一体感を極限まで高めるライン作りは職人芸の賜物である
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:美しく保たれた直列6気筒エンジンのルーム内。当時のエンジニアリングの粋を集めた堅牢なメカニズムは、適切なメンテナンスにより現代の交通環境でも十分に通用する
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:端正でエレガントなシルエットを併せ持つ、まさに王道のクーペと呼べる佇まい。単なるレストアにとどまらず、現代のハイパフォーマンスカーと並んでも見劣りしない姿だ
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:後期仕様に揃えられたリアのテールレンズ周り。トランクには往年のメルセデスチューナーの象徴であるロリンザーのエンブレムが輝き、特別なモデルであることを主張する
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:イベントやパーキングにおいては、フェンダーのリムがホイールを飲み込むような極限のローフォルムを構築できる。最新のエアサスペンションならではの大きなメリットだ
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:トランクリッドに装着されたロリンザーのリアスポイラー。ブルーブラックの深い色彩が、当時のメルセデスが持っていた重厚感とスポーティなオーラをドラマチックに強調
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:リアバンパーから顔を覗かせるデュアルエキゾースト。エアサスによって極限まで車高を下げた際にも、路面とのクリアランスを適切に保ちながら美しいリアビューを構成する
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:足回りのアッパーマウント部分。もともとは車高調によってローダウンを楽しんでいたが、ホイール新調時のフェンダー干渉というジレンマを解消すべくエアサスへ換装した
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:真横から見たローダウンスタイル。街中では旋回性を確保した車高、高速道路では路面に吸い付くような安定した車高と、シチュエーションに応じた最適を瞬時に選択できる
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:ワイドなトレッドがもたらす踏ん張り感と、低く構えたクーペボディ。ボンド名古屋の技術とオーナーの愛情により、1990年代に憧れた最強のメルセデスの面影を宿す
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:トランクルームに美しくレイアウトされたエアサスペンション用のタンクとコンプレッサーユニット。信頼性に定評のあるプルームサスペンションのシステムを採用している
  • メルセデス・ベンツ Eクラス クーペ:リアセクションから眺めるシルエットは最大の見せ場のひとつ。タイヤのショルダーとフェンダーアーチが描くツライチのラインは、緻密なセッティングがあってこその領域だ

往年の名作エアロと最新技術でブラッシュアップした名車

メルセデス・ベンツの歴史を紐解くとき、1980年代から90年代にかけてのモデル、いわゆる「ヤングタイマー」世代の存在感は年を追うごとに増しています。なかでもW124セダンの血統を受け継ぐメルセデス・ベンツ「Eクラス クーペ(C124型)」は、当時のエンジニアリングの粋を集めた王道の1台です。今回は、その名車にロリンザーキットと最新エアサスを組み込んだ、こだわりのカスタマイズカーをご紹介します。

ブルーブラックでのオールペンと緻密なワイドフェンダー加工

製造から30年以上が経過したメルセデス・ベンツ Eクラス クーペ。今、その個体を維持するだけでなく、現代の路上でいかに輝かせるかという問いに対し、老舗ショップのボンド名古屋が導き出した答えは、驚くほど大胆で、かつ緻密なものであった。

今回注目したのは、単なるレストアにとどまらないブラッシュアップの極致だ。全体のバランスを一切損なうことなく、むしろオリジナルのポテンシャルを引き出し、現代のハイパフォーマンスカーと並んでも見劣りしない圧倒的な佇まいを完成させた。そこには、ショップの技術とオーナーの深い愛情が凝縮されている。

エクステリアの核となるのは、往年のメルセデスチューナーの象徴であるロリンザーのボディキットだ。しかし、この車両が放つオーラは既存のキット単体では説明がつかない。

特筆すべきは、そのフェンダーに施されたワイド加工である。不自然な張り出しを抑えつつ、タイヤとの一体感を極限まで高めるライン作りは職人芸の賜物といえるだろう。さらに、フェイス周りやレンズ類を後期仕様へと換装・統一することで、全体にフレッシュな印象を与えている。

そして、それらすべての要素をまとめ上げているのが、今回新たに実施されたオールペンだ。選択されたカラーは、かつてW114型などの年代で愛された伝統の「ブルーブラック」。現代の塗料とクリア技術によって蘇ったその深い色彩は、周囲の景色を艶やかに映し出し、ワイドボディの陰影をドラマチックに強調している。

エアサスペンションへの換装による走行性能とスタイルの両立

今回のモディファイにおいて、もっとも劇的な進化を遂げたのは足まわりだ。もともとは車高調によってローダウンを楽しんでいたオーナーだが、ホイールを新調した際にひとつの壁に突き当たった。ステアリングをフルに切ったときに、フェンダーへの干渉が発生してしまったのだ。

スタイリングを優先すれば走りが犠牲になり、実用性を取れば理想の低さを諦めなければならない。そのジレンマを解消するために選ばれたのが、最新のエアサスペンションシステムへの換装であった。

採用されたのは、信頼性に定評のあるプルームサスペンション(Ploom suspension)。単に上下させるだけのデバイスではなく、現車合わせによる緻密なインストールが行われた。

これにより、街中では旋回性を確保した車高、高速道路では路面に吸い付くような安定した車高、そしてイベントやパーキングではフェンダーのリムがホイールを飲み込むような極限のローフォルムと、シチュエーションに応じた最適を瞬時に選択することが可能となった。

緻密なセッティングが作り出すワイド&ローの世界

このC124型の最大の見せ場は、リアセクションから眺めるそのシルエットにある。ワイドフェンダーの懐深く、寸分の隙もなく収まった深リムホイール。タイヤのショルダーとフェンダーアーチが描くツライチのラインは、エアサスによる緻密なセッティングがなければ到達できない領域だ。

ワイドなトレッドがもたらす踏ん張り感と、低く構えたクーペボディ。それは、1990年代に憧れた最強のメルセデスの面影を宿しつつ、現代的な洗練をまとった姿である。

オーナーが求めたイメージどおり、いや、それ以上の迫力と気品。ボンド名古屋が手がけたこのC124型は、古いクルマを懐かしむためだけのものではない。今、この時代を颯爽と走り抜けるための、真の「モダン・ヤングタイマー」の姿を我々に示してくれている。

名車をオリジナル状態のままガレージで動態保存するのも、ひとつの愛情表現である。しかし、当時のチューニング文化に敬意を払いながら、現代のエアサスペンションや塗装技術を用いて「今の路上を最も美しく、そして快適に走れる仕様」へとアップデートさせるこのアプローチは、クルマを相棒として楽しむエンスージアストにとっての理想形といえるのではないだろうか。この艶やかなブルーブラックのクーペは、これからもオーナーとともに新たな時を刻んでいく。

■カスタムポイント(Custom Point)

ロリンザー(Lorinser)フルエアロキット
カスタムワイドフェンダー加工
後期仕様フェイスリフト(グリル、レンズ類)
W114型純正復刻ブルーブラック・フル全塗装

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