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艶消しプロテクションフィルムで傷を防御!レクサス「GX550」を本気で遊べる仕様に

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TEXT: 遠藤 彰(ENDO Akira)  PHOTO: 遠藤 彰(ENDO Akira)

マットグレー×TE37×KINGで完成した“走れるレクサス”! GX550オーバートレイルを本気仕様へ

ラグジュアリーSUVとしての上質さと、本格クロカンとしての走破性を兼ね備えたレクサス「GX550」。その魅力をさらに引き出すため、見た目だけでなく「実際に走れる性能」にまで徹底的にこだわったオーナーがいる。マットプロテクションフィルム、レイズTE37、KINGサスペンション、BFグッドリッチのMTタイヤ……。ひとつひとつのパーツには明確な理由があった。

プラドは息子へ、自身はGX550へ。増車という選択

レクサス「LS」を乗り継ぎながら、トヨタ150系「ランドクルーザープラド」も所有していたオーナーの“YOSHI”さん。GX550はプラドの代替ではなく、「増車」という形で迎え入れた1台だ。現在はプラドを息子へ譲り、自身はGX550を楽しんでいる。

「プラドの後継のようなイメージで選びました。ですから、レクサス『LX』という選択肢はなく、このサイズ感がちょうど良かったんです」

選んだグレードは、悪路走破性を高めた「オーバートレイル」。街乗りだけでなくオフロードも楽しめる仕様が決め手だったという。

さらにボディは純正グレーの上から艶消しタイプのプロテクションフィルムを施工。ラッピングではなくプロテクションフィルムを選んだ理由も実用性にある。“YOSHI”さんは続けて語る。

「オフロードも走るので傷を付けたくなかったんです。イメージチェンジだけではなく、ボディを守りながら雰囲気も変えられるところが気に入りました」

ヘッドライトにはイエローのアイラインフィルムを施工し、オーバートレイルらしいアウトドアテイストを演出している。

ホイール選びは“サイズとの戦い”だった

足元にはレイズ ボルクレーシングTE37を装着。18×8.5J、インセット44というサイズは、GX550ではまさに絶妙なセッティングだ。

「純正ホイールのインセットが50なので選べるホイールが本当に少ないんです。コンケイブ(逆反り)が効いたホイールはほとんど入らなくて、フラット形状じゃないとはみ出してしまいます」

GX550はグローバル戦略車だが、海外ではオーバーフェンダーなしでも走行できる国が多く、日本ほど後付けフェンダーの需要が高くない。そのため、この車種用のオーバーフェンダーはまだ少なく、ホイールも純正フェンダー内に収まるサイズが前提となる。そうした限られた条件の中で、収まりと品質を高いレベルで両立できる1本として選んだのが、レイズのTE37だった。

「70系ランクルで履いているのを見て収まりが良かったことと、レイズの精度や品質を信頼していました。鍛造だからというだけではなく、レクサスに合わせるなら、しっかりしたメーカーのものを選びたかったんです」

あえてMTタイヤを選択。“オーバートレイル”らしさを追求

タイヤはBFグッドリッチのMud-Terrain T/A KM3(285/70R18)を装着。街乗り重視ならオールテレーンという選択肢もあるが、“YOSHI”さんは迷わずM/T(マッドテレーン)タイヤを選んだ。

「街乗り仕様ではなく、M/TタイヤでRVらしいスタイルにしたかったんです。“オーバートレイル”というグレードの世界観を大切にしたかったですし、どこでも走れる性能を持たせたいという思いがありました」

見た目だけではなく、本来のオフロード性能を活かせる仕様に仕上げている。

KINGだからこそ得られる走りの安心感

足回りは埼玉県のオフロードショップ「B4L(ビーフォーエル)」でKINGショックをインストール。約2インチのリフトアップに加え、タイヤ外径アップによってさらに約20mm車高を高めている。

「レクサスという車格なので、中途半端なものは入れたくありませんでした。プロテクションフィルムもそうですが、足回りも最上級のものを選びたかったんです」

KINGショックは以前から150系ランドクルーザープラドでも使用しており、その性能には絶対的な信頼を寄せる。

「ストローク量が大きく、サブタンクで減衰力も調整できます。オンロードでもオフロードでもストレスがまったくありません」

悪路ではサスペンションがしっかりと伸び縮みし、ギャップでもタイヤが確実に路面を捉える。接地感が高く、安心して走れるそうで、その性能はプラドで体感していたので、GXでも迷わずKINGを選んだということだ。また現在は純正アッパーアームのままだが、アライメント調整の自由度を高めるためドビンソン製のアッパーアームへの交換も予定している。

「このGXでハードなオフロードを攻めるつもりは、実はあまりありません」

そう笑う“YOSHI”さん。

「でも災害時など、いざという時でもどこへでも走って行けるクルマにはしておきたい。そのイメージで仕上げています」

単なるドレスアップではなく、実用性まで含めて完成させる。それが“YOSHI”さん流のカスタム哲学だ。

進化はまだ途中。アンダーガードの装着も視野に!

盗難対策にも妥協はない。セキュリティシステムは、埼玉県のプロショップ「スイング」で施工。VIPERをベースにショップオリジナルシステムを組み合わせ、高い防犯性能を確保している。

今後の予定としては電動サイドステップやフロント・リアのスチール製アンダーガードなどの装着も予定しており、「まだ進化の途中」と語る。

「見せるためだけのクルマではありません。実際に走ってストレスがないことが一番大切。せっかく作るなら、足回りまでしっかり仕上げたいんです」

高級SUVの質感と、本格クロカンの走破性。その両方を高いレベルで追求したGX550オーバートレイルは、オーナーの哲学が詰まった一台だった。

なお、この車両は富士スピードウェイ(静岡県)で開催された「ランドクルーザーフェス」の会場で撮影。同イベントにはランドクルーザーシリーズをはじめ、多くの本格SUVが集結。その中でも、機能性と完成度を両立したこのGX550は、多くの来場者の視線を集めていた。

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