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3列目を撤去して巨大モニターとゲーム機を!日産「エルグランド」の豪華すぎる室内空間

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TEXT: WAGONIST編集部  PHOTO: 伊藤吉行(ITO Yoshiyuki)

アウディ純正アイビスホワイトで魅せる! 欧州スポーツ仕様を目指したE51エルグランド

2026年7月16日、日産新型「エルグランド」が発表され、大きな話題を呼んでいる。その影響もあり、歴代モデルの魅力や当時のカスタムシーンにも改めて注目が集まっている。そこで今回は、E51型全盛期の2010年に撮影した1台の軌跡を振り返る。オーナーのSさんが目指したのは、当時人気を集めていたアウディの持つ上質さとスポーティさを融合したユーロスポーツスタイルだ。アウディ純正色「アイビスホワイト」によるオールペン(全塗装)をはじめ、ワンオフバンパーやLED加工、ブラウンアルカンターラで統一したインテリアなど、細部まで徹底的に作り込まれたその姿は、今見ても色褪せない完成度を誇っている。

ワンオフバンパーを核にユーロスポーツを表現する

この車両最大のテーマは、「アウディらしい高級感を国産ミニバンで表現すること」だ。ボディカラーにはアウディ純正色のアイビスホワイトを採用し、ブラックアウトした各部とのモノトーンコーディネートによってプレミアムな雰囲気を演出している。高級感を前面に押し出しながらも、欧州スポーツの躍動感を随所に盛り込んだ。

フロントにはワンオフバンパーを装着する。サイドとリアにはエクスクルーシブゼウス・エグゼラインを組み合わせ、バーンブレッヘン製ウイングをプラスすることで、純正ボディラインを生かした低くワイドなシルエットを実現した。

アイラインはバーンブレッヘンとダブルブラッドを組み合わせ、フォグランプにはJユニット製を採用している。この車両はフロントグリルにザナドゥー製のものを加工して装着するなど細部にも手を加え、既製品を組み合わせただけではないオリジナリティを追求した。

足元にはAVS MODEL T5を装着する。フロント20×9J インセット28、リア20×10J インセット30という前後異サイズに、ニットーNT555(フロント225/35R20、リア235/35R20)を組み合わせた。ACC製エアサスペンションによって理想的なローフォルムを実現し、ORC製ブレーキキャリパーにはショップロゴをペイントしている。センターキャップも削り加工を施してロゴを塗装するなど、細部まで抜かりない。

リアにはエクスクルーシブゼウス製バンパーを加工し、RUI製ワンオフマフラーをバンパー内から突出させている。マフラーにはサンドブラスト加工を施して金属の素材感を強調し、欧州プレミアムスポーツを思わせるリアビューを完成させた。

ワンオフLEDが放つ先進的なライティングを採用する

ヘッドライトとテールランプは犬童工房によるワンオフLED加工が施されている。ヘッドライト中央には16パターンで流れるシーケンシャルLEDを組み込み、ウインカーと連動して発光する仕様だ。さらにハイビーム部分をデイライト化することで、昼夜を問わず高い存在感を放つ。テールランプ側面にはダクト風加工を追加し、中央にはショップロゴ入りフィンをレイアウトした。リア中央には日産「フェアレディZ」純正バックフォグを移植し、LED加工によってポジション時は外周のみ、ブレーキ時には全面が点灯する凝った演出を採用している。

ブラウンアルカンターラで統一したプレミアムインテリアへ一新する

室内はブラウンアルカンターラとベージュレザーを基調にフルコーディネートしている。フロントにはレカロシートを2脚装着し、レザーへの張り替えは全席手掛けた。MOMOステアリングも張り替え加工を施し、スポーツカーのようなコクピットを演出している。ドアトリムは純正の合皮部分をあえて本革へ変更し、ブラックホールイルミネーションを追加した。天井もブラウンアルカンターラへ張り替え、ワンオフ加工部にはLEDブラックホールと間接照明を組み込み、夜間は幻想的な空間へと変貌する。

3列目シートは撤去し、代わりに32インチモニターを設置した。台座内部には任天堂「Wii」を収納し、子どもたちが遊べるエンターテインメントスペースとして活用する。ラゲッジは大型モニターを並べるのではなく音質を重視した設計とし、パイオニアとMTXによるオーディオシステムを構築した。エアサスタンクにはドラゴンスキン塗装(見た目は立体的な凹凸模様があるが、実際の表面はクリア塗装によってツルツルに仕上げられている)を施し、オーディオとドレスアップを両立している。

エンジンルームもショーカークオリティに仕上げる

エンジンルームにも徹底した作り込みが施されている。ヘッドカバーにはドラゴンスキン塗装を施工し、立体的な模様の上からキャンディイエローを重ね、クリア仕上げによって深みのある艶を表現した。純正エアインテークには結晶塗装を採用している。熱を加えることで独特のひび割れ模様を生み出し、耐熱性や放熱性も向上させた。制御系にはBee-R製CPUを組み合わせるなど、見た目だけでなく機能面にもこだわり抜いている。

16年の時を超えても新鮮なE51エルグランド

アウディ純正アイビスホワイトによるプレミアム感、ワンオフエアロとLEDによる先進性、そしてブラウンアルカンターラで仕立てた上質なインテリア。それぞれが単独で主張するのではなく、「欧州プレミアムスポーツ」という1本のテーマで統一されていることが、この車両最大の魅力だ。外装、内装、エンジンルームまで抜かりなく作り込まれた完成度は、今見ても色褪せることのないショーカークオリティといえるだろう。

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