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純正バンパーのまま塗装だけで激変!ダイハツ「ムーヴ・キャンバス」を極上のワーゲンバス風に

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TEXT: WAGONIST編集部  PHOTO: WAGONIST編集部

キャンバス用ダンパー不在を600系タント用の自作数値で解決したワンオフ足まわり

ゴリゴリにイジり倒したように見えて、その正体は足まわりとオールペンという少ない手数。ダイハツ「ムーヴ・キャンバス」をワーゲンバス風のキュートな2トーンに仕立てたのは福岡県築上市の“shuya7000”さん。純正バンパーのまま独自の世界観を体現した1台に注目する。

純正バンパーのまま実現したダイハツ「ムーヴ・キャンバス」のワーゲンバス風2トーン

パッと見の印象と実際の手数がここまで違う1台も珍しい。“shuya7000”さんのムーヴ・キャンバスは、腰から下をガンメタゴールド、上をパールホワイトで塗り分けた2トーン仕様だ。この塗り分けがワーゲンバスを思わせるキュートな空気を生んでいる。

驚くのはバンパーが純正のままという点である。フロントもリアも手を加えず、塗装の切り分けだけで純正イメージを一新した。加飾のメッキやサイドモールも活かし、腰下のホワイトとのコントラストで軽さと上品さを両立している。フォグランプはHID屋のグリーンイエロー系に交換し、顔まわりのアクセントとした。派手なエアロに頼らず、色の使い方だけでここまで世界観を組み立てる手腕が光る。

キャンバス用ダンパーがない問題を600系タント用の数値でワンオフ解決

この車両の核心は足まわりにある。ムーヴ・キャンバス用の車高調(車高を調整できるサスペンション)は既製品の設定がない。そこで“shuya7000”さんは600系タント用のデータをベースに、自分なりに理想の数値を割り出した。そのデータを広島県に本拠を置くカスタムパーツブランド「326パワー」へ持ち込み、ワンオフ(1点物として製作すること)で仕上げている。

さらにマジバネを組み合わせ、狙った乗り味と車高を追い込んだ。リアアクスル(後輪の車軸)はちび鬼で製作した可変式のワンオフ仕様だ。見えない部分の作り込みも徹底しており、メンバーは純正のゴールド塗装で仕上げている。ホイールはレーシーなSSR「プロフェッサーSP1R」を選択。フロントは16×6・インセット45、リアは16×6.5・インセット42で、深いリムが迫力を生む。タイヤはナンカン製で、前後とも165/40サイズを組み合わせた。

音圧より音質にこだわる壁オーディオとダイコック製ウーファー4発

キュートな見た目とは裏腹に、ラゲッジには本格的なオーディオが積まれている。ヘッドユニットはアゼストだ。ラゲッジにはダイコック製のウーファー(低音再生用スピーカー)を4発並べ、迫力の壁オーディオを組み上げた。

方向性は音圧ではなく音質重視である。音の調整も“shuya7000”さん自身が手がけ、見た目のインパクトと聴かせる音を両立させた。インテリアではクラッツィオのシートカバーを採用し、内装の統一感も確保している。足まわり、塗装、オーディオと、各方向へこだわりを分散させず、一貫した美意識で全体をまとめ上げた点がこの1台の完成度を高めている。

純正の枠を守りながら、数値と手作業で理想へ近づけた“shuya7000”さんのムーヴ・キャンバス。SUPER CARNIVAL REAL 2025 in YAMAGUCHIで矢田部賞(このイベントのMCである矢田部明子さんが選出)を獲得した実力は、細部まで筋を通したこだわりの証明である。「このクルマで今後もイベントへ走り回ります」と語るオーナーの言葉どおり、この1台はまだまだ会場を沸かせていくに違いない。

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