オフ会1位の一念でエアロもホイールも足まわりも磨き上げた1台
“wanko”さんが手がけたトヨタ「ヴォクシー」は、オフ会での勝利だけを見据えて突き詰めた1台だった。鎧のような重厚エアロにダミーのインタークーラー、深リムを効かせたホイール。第8回JACKで見事に部門総合1位を獲得した、その細部に迫る。
“wanko”さんのトヨタ「ヴォクシー」がJACKで部門総合1位を獲得
“JACKのイベントで1位を獲りたい”。この一念が、“wanko”さんの原動力だった。オーナーの“wanko”さんに取材すると、その目標を胸にエアロまでリメイクし、完成度を高めて仕上げたと語る。
結果として第8回JACKで部門総合1位を獲得し、表彰の栄誉に浴した。インパクトのある姿は、会場に集まった多くの参加者から高い評価を受けた。ひとまず目標は達成といえる。
シルクブレイズ鎧のエアロとダミーインタークーラーでスパルタンに
外装の核はエアロの刷新にある。“wanko”さんはシルクブレイズ「鎧」へと変更し、ヴォクシーをスパルタン(武骨で戦闘的な雰囲気)な姿へと導いた。
加えて、フロントバンパーの開口部にはダミーのインタークーラーをセットしている。実際に機能する装置ではないものの、スポーツ感を引き出すには有効なアイデアで、アクセントとしても効いている。ヘッドライトにはハニカム式のLEDリングを組み込み、シャープなエアロをいっそう引き立てた。

サイドはクールレーシング、リアはロェンのリアアンダースポイラーでまとめた。リアは仲間の装着例を見て気に入り、採用へと至ったパーツである。ボリューム感も申し分ない。ツートン化したシルクブレイズのリアウイングは、後方から見たときに存在感がしっかり出る配色に仕上げた。テールランプはヴァレンティ製で、ガーニッシュから流れるようにコーディネート。センターのリアガーニッシュにはホワイトを配している。
ドアミラーには、天面に3本のラインを配したカバーを装着した。グレーメタリックでペイントし、窓との一体感を保ちながら個性も演出している。内装ではダッシュボードを中心にホワイトを配色し、外装のイメージとさりげなくリンクさせた。イメージチェンジには最適な選択といえる。
深リム110mmのホイールとカズサスのエアサスで極低スタイルへ
足元も大きな見どころである。ホイールはVS XVを前後18×9.5J、インセット-12でセット。ホワイトのディスクにブラッシュドのリム、ゴールドのピアスボルトという組み合わせで、見応えたっぷりに仕上げた。最大リム深度は110mmに達し、アウトリップでより深リムが際立つよう設定している。キャンバーはフロント7度、リア9度で、目を惹くスタイルへ振り切った。タイヤはジーテックスの前後215/35を組み合わせる。

足まわりは車高調からカズサス製のエアサスへと変更した。周囲に装着している仲間がちょくちょくいたため、導入へのハードルは比較的低かったという。コンプレッサーを2基掛けとし、利便性と耐久性をより高めている。タンクの設置場所はラゲッジを選んだ。
オーディオはカロッツェリア、フォグはロイヤルガード、シートカバーはジールと、細部までこだわりが行き届く。オフ会での1位という明快な目標に向かって日々精進し、それを形にした“wanko”さん。1台のヴォクシーを妥協なく磨き上げる姿勢そのものが、この車の説得力を支えている。仲間の刺激を受けながら着実に完成度を積み上げていく過程こそ、カスタムの醍醐味なのだろう。



































