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走りもいいし進化もしてる! 不人気車の烙印が残念すぎる「不遇の」2代目ロードスターとは

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: マツダ/Auto Messe Web

NB型はドラテクを磨くのに一番最適なモデルだろう

 そして2005年に3代目のNC型ロードスターが誕生する。3代目も紆余曲折していると思うのだが、要望があれば別企画の記事で紹介したい。それはさておき初代NA型を現在も愛好している筆者として最後に伝えたい。

 NB型はNA型のネガティブな面をそぎ落とした最適な入門スポーツカーだと思う。初代のビッグマイナーチェンジと言われているしそこに反論はないが、人馬一体を味わう点ではむしろ勝っていると思っている。初代が売れた分だけ改良された2代目は、開発陣の生みの苦しみがしっかりと反映されて、入門スポーツカーに適している。

NB型の走り

 初代のやりきれなかった点が改良されていて、変えないポイントと変えるポイントがあり、10年前に開発された初代よりも進化している。代表的部品は幌だが、初代と2代目で流用できる部品も多いことから、初代も二代目のユーザーにも、それぞれ純正及びチューニング部品の流用ができてメリットも大きい。どちらにとっても補修部品が安くできる。これも大事なことだ。

 初代がすごすぎて陰に隠れがちなのは否定できないが、初代の魂みたいなものはしっかりと宿っているし、さまざまなパーツを試して自分好みに仕上がるチューニングのベースとしても優れている。おそらくは、同価格帯の初代と2代目であれば、不人気気味の2代目の方が状態はよいであろう。

初代から3代目までの走りのイメージ

 現在では不可能となったリトラクタブル・ヘッド・ライトはない。時代を切り開いた個性もない。だが、運転のテクニックを磨きたい、そんな方にはNB型はうってつけだ。

 愛車として、オープンやFRの楽しさを感じて、チューニングでも劣化したパーツ交換でも、走りが違うことに気が付けば、運転の楽しさ、走りの楽しさ、チューニングの楽しさに気が付いてもらえるだろう。まだ遅くははい。世界に誇れる人馬一体を自分の愛車にしよう!

■マツダ・ロードスター(NB)Sパッケージ
全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
ホイールベース:2265mm
トレッド:前/後 1415mm/1440mm
車両重量:1030kg
乗車定員:2名
室内寸法:長×幅×高=865×1355×1025mm
エンジン:B6-ZE 直列4気筒DOHC 
総排気量:1597cc
最高出力:125ps/6500rpm
最大トルク:14.5kg-m/5000rpm
タイヤサイズ:前/後 185/60R14 (前後とも)
ブレーキ:前/後 ベンチレーテッド・ディスク(前後とも)
サスペンション:前/後 ダブルウィッシュボーン式(前後とも)

12
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