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他人のそら似もココまでくると衝撃! 偶然を疑いたくなるそっくりコンパクトカー6組

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎 七生人

スズキ・アルト・ハッスル&ルノー・エクスプレス

 1991年に登場したアルト・ハッスルは、当時の3代目アルトをベースに、後部を箱形とし、マルチな使い勝手を実現したモデル。2年強と生産期間が短く、希少なクルマでもあった。スズキ・アルト・ハッスル

 そして、アルト・ハッスルの原形といえるのがルノー・エクスプレス。もともとフルゴネットと呼ぶ多用途車として誕生したモデルで、アルトハッスルが似ているというより同ジャンルのクルマといったほうが正しい。だが、カタログ写真を見較べてもわかるように、アルト・ハッスルは前席頭上をちゃんとハイルーフ化していたところまで、ルノー・エクスプレスの先例に倣っていることがわかる。ルノー・エクスプレス

スズキ・セルボ&クライスラー・イプシロン

 セルボはもともとフロンテ・クーペの550cc拡幅ボディ版として登場したが、写真のカタログのモデルは2006年に登場した6代目(最終型)。2007年度グッドデザイン賞を受賞するなど、本流のアルトとはひと味違う個性、上質感を持ち味にしていた。スズキ・セルボ

 一方でイプシロンは2011年の登場。本国ではランチアブランドのコンパクトカーであり、カタログのモデルで3代目。ただし日本市場ではクライスラー・ブランドの一員として登場し、何とも惜しいことに本来はランチアのバッジが装着されるべきクルマとして乗りたいところだったが、大人の事情でそれが叶わなかった。

 で、発表年次からも明らかなように、スズキ・セルボとは、とくにリヤまわりの丸みを帯びたシルエット、“線”が交錯するように惹かれたディテール部分などがそっくり。イタリアン・デザインとはいえ、「セルボを見たことあるでしょ?」と担当デザイナーに問い詰めたい気分になった。クライスラー・イプシロン

トヨタ・ポルテ/スペイド&プジョー1007

 ポルテの初代モデルは2004年に登場。2代目のフルモデルチェンジを機に兄弟車のスペイドが登場した。写真のカタログは2代目ポルテのものだが、右側2枚のドア(スイング式)と左側スライドドアの左右非対称デザインのユニークなコンパクトカーで、電動式の助手席リフトアップシートも設定した。トヨタ・ポルテ

 一方のプジョー1007は、日本市場には2006年に登場。こちらのクルマの場合は左右スライドドアとしていたのが特徴。さらにカメレオコンセプトと呼ぶ、インテリア、シートをそれぞれ12種類のパターンから着せ替えて選べる用意などもあった。コンパクトである上、スライドドアの採用により、狭い場所での扱いやすさもアピールした実用車だったが、サイズ感といい、スタイルといい、トヨタ・ポルテのプジョー版……そんな風に見えたクルマだった。プジョー1007

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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