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7万円で購入した「シビック」を伝説のレースカーに! 最小最強グループAマシン「EG6出光モーションシビック」を再現したオーナーの情熱とは

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

チューニングもぬかりなし

 圧倒的な強さを見せつけた出光モーションシビックへの憧れから、念願のレプリカモデルを作ってしまったのが群馬県在住のやなぎさんだ。

 今から6年前に7万円で購入したという1994年式のEG6は、ラッピングとステッカーを組み合わせて見た目そっくりの出光カラーを完全再現。細かく見ていくと当時のステッカーはとても懐かしく、とくにホンダ・プリモに歴史を感じる。あの時代、プリモ店がシビックでクリオ店がレジェンド、ベルノ店がS2000やNSXを販売していたことを思い出す。

 そんなやなぎさんのEG6は、イベントでは魅せるクルマとして存在感を示し、サーキットではタイムを出せる仕様としてチューニングを施して製作。そのため、エンジン本体の加工を施し、腰上、腰下を含めてメカチューンによってパワー・トルクの向上と耐久性アップをほ実現。

 排気系はEXマニを戸田レーシング製にし、マフラーはスプーン製N1を装着させている。また、サスペンションはアペックスN1戸田スペシャルで、バネレートはフロント21kg、リヤ18kgの組み合わせ。デフはクスコのRSで、タイヤはアドバンA050、ホイールはエンケイRPF1RSを履かせている。

 見た目だけでなく中身も含めて完全にレース仕様として製作していて、内装はアンダーコートも剥がしてロールバーとフルバケットシートをセット。快適装備はすべて取り外して、ほぼレースカーの内装になっていた。

 バブル末期に国内で開催されていたツーリングカー選手権にハマっていた世代なら、レースカーへの憧れを自らの愛車で再現するという気持ちも理解できるだろう。そうは言っても、なかなかやろうと思っても出来ないことなので、このシビックからはオーナーのやなぎさんのこだわりと情熱を強く感じられるのである。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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