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スーパーカーの代名詞「リトラクタブルヘッドライト」を採用した「カローラ」や「ファミリア」がむしろカッコ悪くなった理由とは?

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TEXT: 小鮒康一 PHOTO: トヨタ自動車/日産自動車/マツダ

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空力を重視するために生み出された

 1980年代を中心に巻き起こったリトラクタブルヘッドライトブーム。元々はライトを点灯させていない状態での空気抵抗を減らすために考案されたものであり、スーパーカーを中心に採用されたことがブームの始まりだ。

 そして日本で巻き起こったスーパーカーブームによって、リトラクタブルヘッドライトを備える車種が一躍大人気となる。スポーツカーだけではなくさまざまな車種に採用されたわけだが、現在では歩行者保護の観点や部品点数の増加などデメリットばかりが目立つことになり、消滅してしまった。今回はそんなリトラクタブルヘッドライトを採用した、スポーツカー以外の車種を振り返ってみたい。

トヨタ・ターセル/コルサ/カローラII(30系)

 トヨタ初の前輪駆動モデルとして誕生したターセル/コルサと、その2代目モデルへ新たに兄弟車種として加わったカローラII。

 そんな3兄弟モデルの3代目モデル(カローラIIは2代目)に、その名も「リトラ」なるリトラクタブルヘッドライトを備えたモデルが設定されていた。当初はスポーツグレードに設定されており、ターボエンジン搭載グレードなども用意されていたが、比較的全高の高い3ボックスボディに薄いリトラクタブルヘッドライトの組み合わせは、なかなか個性的なバランスのルックスとなっていた。

マツダ・ファミリアアスティナ/ユーノス100

 通算7代目となる、ファミリアの新たな派生車種として誕生したファミリアアスティナと、それをベースとしてより上級車種というキャラクターが与えられたユーノス100。

ユーノス100

 このモデルは当時「4ドアクーペ」とも呼称されており(実際は5ドアハッチバック)、そのクーペスタイルを実現するための手法としてリトラクタブルヘッドライトが採用されていた。

 その高い実用性とスタイリッシュなルックスは、欧州では高い評価を集めて人気となっていた。だが、残念ながら日本国内ではそこまでの人気を獲得するには至らず、フルモデルチェンジのタイミングで廃止となってしまっている。

日産パルサーエクサ/エクサ

 日産のコンパクトカーであるパルサーのクーペモデルの後継車種として、1982年に誕生したパルサーエクサ。初代モデルのクーペはファストバックスタイルを採用していたが、2代目モデルでは独立したトランクを持つノッチバッククーペへと変貌し、1985年には限定100台のコンバーチブルモデルも登場した。

 また、その後を継いで登場したモデルはパルサーの名前を外し、単に「エクサ」として登場。引き続きリトラクタブルヘッドライトを採用し、車体後部をクーペとキャノピーに変更できるという斬新なスタイルで登場したが、日本仕様では法規的な問題で着せ替えは実現せず、別のボディタイプとして販売されることになってしまった。

※ ※ ※

 このようにリトラクタブルヘッドライトを採用しながらも、若干野暮ったいスタイルとなってしまった車種に共通する特徴として、リトラクタブルヘッドライトを持たない車種がベース車であったという点が挙げられるのではないだろうか。

 もともとノーズを低く、薄く見せるために採用されたリトラクタブルヘッドライトであるにもかかわらず、通常位置のヘッドライトを持つ車種と車体を共有したことで、全体的なバランスが逆に悪くなってしまったというのが最大の要因だったと考えられるのだ。

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