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「バック」の入れ方が分からない!? 意外とたくさんあるマニュアル車のシフトパターンを解説します

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TEXT: 塩見 誠 PHOTO: BMW AG/スバル/マツダ/本田技研工業/Stellantis/AMW編集部

  • 初代ホンダ・インテグラタイプRはごく一般的な5速MTのシフトパターン

今でも愛する人は多いマニュアルトランスミッション

 すでに絶滅危惧種といわれている「MT(マニュアルトランスミッション)」。すでにサーキットでの速さだけでいえば「AT(オートマチックトランスミッション)」のほうが有利であり、当たり前のことだが利便性もいい。しかし、ドライバーが自分で操作をするということや、回転数を維持したり、あえて低回転で走ったりなど、自由な使い方ができる魅力は、ATよりもはるかに大きい。フロアから伸びているシフトレバーを操作し、エンジンの回転数とクラッチ操作、トランスミッションのシンクロギヤによるブレーキがピタッとハマった時の気持ちよさは、ほかではあまり経験できないものかもしれない。

2速の位置に1速?「レーシングパターン」のメリットとは

 そんなMTのシフトパターンは、同じように見えて微妙に違っていたりする。たとえば1速の位置。一般的にはニュートラルポジションから左上が1速でその下が2速、ニュートラルポジションの上が3速でその下が4速、右上が5速となるが、たとえばBMWのE30型「M3」には、通常2速の位置が1速となっているものがあった。

 レーシングパターンといわれるこのシフトパターンは、左下が1速でニュートラルポジションの上が2速、その下が3速、右上が4速で右下が5速となっている。そのメリットは、サーキットで多用する2速に入れやすい、というもの。サーキットではヘアピンコーナーなどといった低速コーナーでは2速を使うことが多いが、一般的なシフトパターンでは3速から2速にシフトダウンする時、ナナメにシフトレバーを操作することになる。しかしレーシングパターンでは、3速から2速に、減速Gを利用しながら前に直線的に押し込めばいいので、ミスを起こしにくくシフトチェンジに要する時間も短縮しやすい。

 同じように、長いストレートでの5速走行時から一気に減速する時、一般的なシフトパターンでは4速と間違えて2速に入れてしまう、といったミスも起こる可能性があるが、レーシングパターンは5速から前に押し込めば4速となるため、ミスが起こりにくい。サーキットのラップタイムを短縮するときに重要なのは、無駄をなくすこと、そしてミスを減らすこと。その思想から生まれたのが、このレーシングパターンなのだ。

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