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50代でリターン「アルトワークス」した理由とは? 当時の雰囲気を再現しながらワンオフで楽しむカスタム術

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

貴重なパーツを惜しみなく装着

 ボンネットはカーボン製でメーカーは不明。当時も流行っていたが、取り付けヒンジにワッシャーを入れて少しだけケツを浮かせて熱気を抜くビンボーチューンも採用。その一方で、ボンネットの固定方法は普通のボンネットピンではなく、高価なエアロキャッチボンネットピンを使っている。理由は簡単、こっちの方がレーシーに見えるからだ。

 山本信好さんは旧車好きでもある。だからこそ、フェンダーも昔ながらのオーバーフェンダーだが、旧車感という意味では丸目ヘッドライトをオニ目にしている点も見逃せない。ここにはマーシャルのライトジャケットを取り付けているのが懐かしいポイントだ。

 また、当時の流行といえばmikihouseのビッグロゴが入った赤いトレーナーだろう。当時は若者御用達のテッパンウェアとして定着していた。さすがに山本さんはその服は着ていなかったが、愛車にはそんな懐かしい時代を思い出させるmikihouseロゴのハチマキも入れてある。

 当時物といえばマフラーのテール部にも注目。これはハコスカやケンメリの改造車乗りが当時よく付けていたイノウエデュアルテールをセット。入手困難な貴重なパーツなのだが、「パーツは飾るよりも使うタイプ、もったいないという気持ちもありましたが、使わなければ意味の無い物なので取り付けてしまいました」と話す。当時をよく知る人からするとこのマフラーも懐かしいパーツになる。

 ほかにはゴールドディスクBBS-RSも時代を感じさせるホイールだ。そして、インテリアのレカロSRのシート、モモのステアリングも当時の走り屋がこぞって取り付けた人気パーツだ。もちろん、装着しているパーツの中には現代風なリメイクも入っている。すべてを当時物にするだけでは面白くない。そこはオーナーの好みで、新旧を織り交ぜながら改造を楽しむ。それが山本信好さんの流儀というわけだ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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