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【深読み】ランボルギーニ「ウラカン ステラート」はなぜ市販化されたのか? ヴィンケルマンが復帰したのがきっかけだった!?

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TEXT: 西川 淳(NISHIKAWA Jun)  PHOTO: Automobili Lamborghini S.p.A.

全路面型スーパーカーが市販されるなんて…

 1990年代半ばのこと。筆者は初めての欧州取材でパリサロンを訪れていた。憧れの海外モーターショー。すべてが新鮮で大いに興奮し、まるまる2日間、写真を撮りまくったものだった。けれども、どんなクルマを観て触って撮ったのかほとんど記憶がない。1台を除いて。

 その1台とはフランス製のメガトラック。名前とは裏腹にこれがブラバスチューンのV12エンジンをミドに積んだスーパースポーツで、ボディスタイルもスーパーカーそのもの。ただし、足元は完全にオフローダースタイル、つまりはハイライダーだった。

 当時はまだSUVブームなどきておらず、シンプルにアラブの金持ちが砂漠でもドライブできるスーパーカーというくらいのノリだったと思うが、その発想の奇抜さに驚いたものだった。

 もっともそれ以前の80年代にはグループBのラリーマシンが全盛の時代もあって、その頃はランチア 037ラリーやポルシェ 959のようにスーパーカースタイルながら実戦向きハイライダー仕様のラリーマシンも多かったため、アイデアそのものはすでに新しいものではなかったのかもしれない。

 それから20年以上も経って、ふたたび全路面型スーパーカーが登場することになろうとは! しかも限定モデルながら市販されるなんて……。

ハイスライダースタイルがひとつのジャンルとして確立しそうな予感

 ランボルギーニがウラカンベースのハイライダーを出すという噂は随分前から漏れ伝わっていた。半信半疑だったが、プライベートチューナーやタイヤブランドによるスポーツカーのハイライダー化が流行り始めると、俄に真実味を帯びてくる。そしてついに正式発表、ウラカン ステラートという名前でデビューした。時を同じくしてポルシェも911ダカールというハイライダーを発表しており、ひとつのジャンルとして早くも確立しそうな時代の流れである。

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