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車両価格+約200万円!「ハイエース」&「ライズ」にレトロな外観と最先端オーディオを満載する「アルパインスタイル」の新提案とは

投稿日:

TEXT: 石田 功  PHOTO: 石田 功

ルックスもサウンドもトータルでカスタマイズする「アルパインスタイル」

2月に開催されたカスタムカーの祭典「OAM2023」は260社・560台が出展し、3日間の来場者数が20万人以上という大盛況に終わった。5号館の入り口近くに出展した「アルパイン」は、カーAVメーカーというよりはドレスアップカーのメーカーといった雰囲気。それもそのはずで、いまアルパインでは製品そのものを販売するというよりは、アルパイン製品を中心にエクステリアやインテリアのドレスアップを施し、自動車トータルでカスタマイズを行う「アルパインスタイル」の展開をメインにしているからだ。

カリフォルニア風の「カリカ」とキューバ風の「ハバナ」の2種類を出展

 OAM2023での展示のメインは、「カリカ(Carica)」と「ハバナ(Havana)」の2種類のカスタマイズカー。カリカは「ハイエース」をベースとしたコンプリートカーで、カリフォルニアの海と空、風が似合うことをコンセプトにしている。角目4灯のライトやメッキバンパーなど、いかにもカリフォルニアの海が似合いそうな外観だ。ルーバーグリルは、フルメッキのUSスタイルとブラックのEUROスタイルの2種類があり、ボディカラーもモノトーンとツートーンから選べる。ツートーンは8色16通りが用意されていて、好みの色を選べる設定だ。

もちろん、室内にはアルパインのディスプレイオーディオが標準装備されているほか、アルパイン製が装着されたスピーカーはライトアップ。シートカバーなどの各種オプションも用意され、好みのスタイルにカスタマイズできる。

もう1台のハバナは、トヨタ「ライズ」をベースにカスタマイズ。ハバナといえばキューバの首都だが、そこでなお現役で走っているレトロなクラシックカーをイメージしており、やはり角形ライトやメッキバンパーなどで、クラシカルに仕上げている。こちらもディスプレイオーディオやスピーカーをインストール。レトロな外観と最新の内装の対比が肝となっている。

今後は中古車ベースのカスタマイズ車も登場するかも

気になる価格だが、ハバナの場合は約400万円から。新車のライズが200万円弱のため、+200万円ほどになる。いま、新車がなかなか手に入らない状況であり、今後は中古車をベースにしてカスタマイズすることも考えているとか。その場合も、中古価格の+200万円程度がベースになるとのことだ。ハイエースベースのカリカも約500万円~なので、クルマ本体+200万円前後の価格観だ。

販売は福岡、大阪、名古屋、横浜、埼玉、いわきのアルパインスタイルが担当しており、今回のオートメッセでもたくさんの予約を受けたという。興味がある人は、今後も福岡、名古屋のアルパインスタイルや大阪・茨木のイオンモールで展示会が行われる予定なので、実車を見てみてはいかがだろうか。

* * *

ほかに、ブースの片隅には発表間もないフローティングビッグDA「DAF11Z」を展示していた。このディスプレイオーディオは11型ディスプレイを搭載。スマートフォンを接続することで、この大画面でYouTubeなど、さまざまなコンテンツが楽しめる。内蔵アンプの音の良さもこのモデルの真骨頂で、音が好きな来場者の注目を浴びていた。

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