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ルノー新型「カングー」に試乗! 日本ではダブルバックドアと黒バンパーが王道です

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 宮越孝政

先代とは違う実に軽快感ある走りと気持ちいい加速感を披露

約90度も開くフロントドアから運転席に乗り込めば、TFT7インチメータークラスター、8インチマルチメディアEAZY LINKと呼ばれるセンター配置の大型ディスプレイ。水平基調となったインパネ周りのシボ感、ブラッシュアルミ調パネルの採用などによって、現代のカングーの進化、新しさが伝わってくる。シートは大型化され、サイドサポートも立派になっているが、筆者の”太腿センサー”では、座面長が実測先代の480mmから510mmに伸ばされてはいるものの、角度、フィット感から座面長がたっぷりあるようには感じにくかった。新型ルノー カングーのインパネ

先代カングーにあったT字レバーのサイドブレーキは存在しない。ほかの最新ルノー車同様に、カングーもついに電子パーキングブレーキを採用したのである(Pレンジに入れると自動でかかり、アクセルONで自動解除)。ただし、電子パーキングブレーキボタンの下にスイッチがあるはずの、とくにストップ&ゴーの連続する日本の路上でとくに便利なオートブレーキホールド機能は、カングーの場合、未採用だった(スイッチ周りはルーテシアなどと共通パーツらしい。いずれ付くと期待したい)。

カングー初の先進安全支援機能を採用

また、ステアリングスイッチにも注目だ。新型カングーには、アライアンスと共用しているであろう先進運転支援機能がカングーとして初採用されているのである。

その内容は多岐に渡り、歩行者・自転車検知機能付き衝突軽減ブレーキはもちろん、ストップ&ゴー機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)、さらにレーンセンタリングアシストを組み合わせたハイウェイ&トラフィックジャムアシスト、ブラインドスポットインターベンション(約70~180km/hで作動)、エマージェンシーレーンキープアシスト、オートハイビーム、パーキングセンサー&リアカメラなどをフル搭載。

前席エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグの用意とともに、運転支援や安全装備はいきなり最新の内容になっている。ここは価格が上がった理由のひとつだが、先代の場合、先進運転支援機能が付いていないことで購入を断念した人も少なくないはずで、筆者としては歓迎したい。

巡行時の静かさにも注目!

今日的にスタートボタンを押して新型カングーのガソリンターボ、クレアティフを始動させ、走らせれば、出足からもう感動モノだ。あの定評あるルーテシアと同ユニットを積むだけに、じつに静かに、スムーズに発進する。

2ペダルのEDCはほぼATのように変速し、かつてのVW DSGのような不快な変速ショックなど皆無。低回転域のトルクは先代1.2Lガソリンターボの19.4kgmから一気に24.5kgmに増強されてはいるが、トルキーという表現こそ当てはまらないものの、軽々としたアクセルペダルのコントロール性の良さもあって、先代とは違うじつに軽快感ある走りと気持ちいい加速感を披露。

そして巡行時の静かさも特筆モノで、これはダッシュボードに3層構造の防音材を配し、エンジンルーム、前後両サイドドアにも防音材を追加し、さらにすべてのウインドウガラスの厚みを増している対策が功を奏している。ルノーの説明によれば、可聴音声周波数が10%向上。前後席の車内の会話もしやすくなったことになる。

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