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UFOか鏡餅にしか見えない!?「ビートル」を懐かしのチョップトップにカスタム! テールライトは「パオ」を流用

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太

大胆カスタムされたビートルが人生初のワーゲン

京都の嵐山高雄パークウェイで毎年秋に開催されている「VW Autumn」は、西日本最大級のクラシック・フォルクスワーゲンのミーティング。地元のVWクラブ「ウォルフスブルグ・キッズ」による手づくりのイベントながら、全国から個性的なワーゲンが集まっています。今回は、なんだかディメンションが違うように見えるビートルをご紹介。屋根を切りつめて車高を低くする「チョップトップ」という懐かしのカスタム手法が用いられた逸品です。

ひと昔前に流行したキャルなカスタム「チョップトップ」

アメリカ生まれの「チョップトップ(chop top)」というカスタム手法をご存知でしょうか。クルマのピラーもウインドウも切ってルーフを低くしてしまうスタイルで、もともとはレースシーンで空気抵抗を少しでも減らすために生み出されました。クルマそのもののシルエットを大胆に変えることが可能なため、ホットロッド・シーンであっという間に普及していきました。

フォルクスワーゲン・ビートル(タイプ1)は、ドイツ生まれの大衆車ですがアメリカ西海岸で若者カルチャーと合体し、カスタムのベースとしても愛されていたため、数多くのビートルがチョップトップ化。日本にもその波は押し寄せました。東京の老舗VWショップFLAT4の創業者・小森 隆氏が1976年に完成させた1952年式ビートルのチョップトップは、日本におけるキャルルックの歴史のマスターピースとして有名です。

ただ、日本でチョップトップが流行したのは1990年代までで、21世紀に入ってからは急速に数が減ってしまいました。

これが初のワーゲン、普通のビートルをじっくり見たのはこの日が初

福井県の角谷マキオさんが1970年式のチョップトップ・ビートルのオーナーとなったのは3年ほど前のことだそうです。

「もともとの出自は不明ですが、オークションで出ていたのを外車ショップが買って売りに出しているのを発見して、この状態が気に入って買ったんです。ワーゲンはこれが初めてで、休日に乗って遊んでいます。クラシックVWのイベントに来たのは今日が初で、ノーマルのビートルをまじまじと見たのも初めてです(笑)」

そう語る角谷さんは愛車を「ちびでぶビートル」と呼んで可愛がっているのだとか。ルーフをカットしたチョップトップに加えて、ワイドフェンダーを装着して文字どおり「ワイド&ロー」なシルエットで、地を這うUFOのような、正面から見ると鏡餅のような、スポーティかつ愛嬌もあるユニークな風貌となっています。

ホイールはWeld Racingというツウなチョイスで、タイヤはフロント135R15/リア235/60R15。そしてテールランプは日産「パオ」のものが移植されているあたりに、このビートルを仕上げた元のオーナーのセンスと遊び心がうかがわれるのでした。

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