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「510」と呼ばれた名車! 流れるウインカーを採用した日産3代目「ブルーバード」の革新性とは【国産名車グラフィティ】

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TEXT: 片岡英明  PHOTO: 佐藤靖彦/日産ヘリテージコレクション/Auto Messe Web編集部

躍動感のあるデザインに磨きをかけたクーペスタイル

1600SSSは砲弾型のフェンダーミラーを採用し、ホイールキャップも専用デザインだ。初期モデルは作動時に中央から左右へ動く喧嘩ワイパーを採用し、サイドフラッシャーランプも専用デザインだった。また、時代を先取りしてサイドにカーブドガラスをはめ込んでいる。

ダッシュボードは水平基調のデザインで、インパネの表面をソフトパッドで覆っている。メーターやインナーミラーに防眩処理を施した。前席だけでなく後ろ2席にも3点式シートベルトをオプション設定するなど、安全面も充実化させている。

ファミリー系グレードは横長のメーターだが、SSSは丸形メーターを採用し、タコメーターを加えた丸型4眼メーターだ。

ダイナミックシリーズに続き、1968年11月に追加したのが、2ドアのリアクオーターピラーを大きく傾斜させ、全高を15mm下げた1600クーペである。ハードトップの設計ノウハウがなかったため、ピラー付きのクーペとした。リアコンビネーションランプは横長デザインとし、後に加わる1800SSSクーペではウインカー作動時に曲がる方向に光が流れて点滅するハミングサインを標準装備する。

1970年秋にファミリー系を1400シリーズに変更し、このときにL18型エンジン(115ps/15.5kgm)を積む1800SSSシリーズを仲間に加えた。ラリーの世界でも大暴れし、この年のサファリラリーでは総合優勝を含む3冠王に輝いている。日産の名声を築き、世界に名を知られた不朽の名車が「510」と呼ばれたブルーバードだ。

ブルーバード1600SSSクーペ(KP510)
●年式:1969年
●全長×全幅×全高:4120mm×1560mm×1395mm
●ホイールベース:2420mm
●トレッド(前/後):1270mm/1280mm
●車両重量:935kg
●エンジン:L16型 直4SOHC
●総排気量:1595cc
●最高出力:100ps/6000rpm
●最大トルク:13.5kgm/5600rpm
●変速機:4速MT
●駆動方式:FR
●サスペンション(前/後):ストラット/セミトレーリングアーム
●ブレーキ(前/後):ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ:5.60-13-4PR

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