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懐かしの90年代「VIP」に仕上げた日産「Y31グロリア」は高校生の頃に一目惚れしたスタイルでした

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 横澤靖宏

さり気なくワンオフ加工して統一感を演出

フロントバンパーのナンバーベースはインフィニティQ45前期用ナンバーベースを移植、さらに左右マウントのフォグランプはY32後期用のウインカー一体型のフォグランプをセットして一部をスムージング処理している。

リアについてはマゼランクリエイティブのバンパーにインシュランス製の3ピースウイングとジャンクションプロデュースのルーフスポイラーの組み合わせ。マゼランクリエイティブの外装デザインを崩さない形で選んで装着させているのがポイントだ。

また、当時物として注目すべきはアルミホイールだ。今となってはほとんど見かけないケーニッヒのフルリバースホイール。当時のVIPはディッシュホイールが定番だったが、5本スポークモデルでは唯一、このケーニッヒが特別な存在感を発揮していた。

今では小さく見えるが、当時18インチというホイール設定は、みんなが憧れた大口径ホイールだった。

* * *

高校生の頃に雑誌を見て衝撃を受けたクルマを再現して作る。過去のパーツを探すのは大変だったが、そのぶん見つけた時の喜びはひとしおだったに違いない。

憧れのクルマをベースに夢だった仕様を手に入れた“マゼラン”さん。カスタムは完了ですかと聞くと、すでに次の目標があるとか。2000年以降のVIPスタイルを目指し、オーバーフェンダー、ダクト、リウイングのパテ埋め等、少しだけ時代を進めたVIPカーを作りたいとのことだった。

自分の中で過去のVIPカーの流行をなぞるようにカスタムを楽しんでいきたい。夢の先に再び見えてしまった夢、やはりカスタムには終わりがないことがよく伝わるエピソードだ。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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