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格安購入したスズキ「カプチーノ」はダッシュボードにヒビが…。10年ぶりのMTスポーツは内装リフレッシュからスタート

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

  • カプチーノ外観

  • ダッシュボード
  • カプチーノ外観

中古車だけに現状把握は大事

めぐり合わせもあり、久しぶりのMTスポーツカーとしてスズキ「カプチーノ」を愛車に迎え入れた筆者。まずは現状を把握するところからスタートした。さて、今後どのように手を入れていくのか? カプチーノがどのような状態なのかも交えてリポートしよう。

機関に大きな不具合はないが年式なりの劣化が目立つ

カプチーノがわが家にやって来た! もう所有することはないと思っていたMTのスポーツカー、しかも昔から一度はマイカーとして乗りたかったオープンである。前オーナーが通勤で使っていただけあり、機関部に大きな不具合はなく雨漏りもない。ただし後期型といえど年式なりにボロいところも多く、まずは内装のリフレッシュから手を付けることにした。

外装のサビ落としや全塗装も計画しているが、運転中イチバン気になるのはインテリア。目で見える範囲がみすぼらしいと愛着が湧かず、助手席に誰かを乗せることすら憚られてしまう。古いクルマだからといって妥協するのではなく、古いクルマだからこそキレイに乗りたいのだ。

なお昔からチューニングカーばかり乗り継いだせいか、オリジナルに拘泥する気持ちはこれっぽっちもない。調べたところ絶版になった純正パーツはかなり多いが、嬉しいことにカーボン製などの社外品はまだまだある。

カーボン製社外品でリフレッシュとカスタマイズを両立

真っ先に購入したのは被せるタイプのダッシュボードカバー。純正は紫外線など経年劣化で何カ所も割れており、おまけにカーナビの台座が直接ネジ止めされ、お世辞にも見栄えがいいとはいえない状態だ。運よく程度のいい中古品をインターネットのオークションで落札し、ついでに純正オプションまたは限定車の装備だったと思われる、カーボン柄のダッシュパネルも意外に安い値段でゲットできた。作業は山形県の「オートリサーチ米沢」に依頼。安達代表は新旧スズキ車のノウハウが豊富で、自身も3台のカプチーノを乗り継いできたそうで、とても頼もしい。

ダッシュボード

同時に交換したのはエアコン吹き出し口のルーバーで、4カ所すべてがどこかしら割れたり折れたりしていた。ここも純正パーツの半分が絶版となっており、欠品している部分は補修で対処してもらうことに。

もうひとつ絶対に交換したいと思っていたのは、シワだらけでプラスチックの取り付け部が折れてしまい、段差を越えるだけでガタガタと揺れるドアの内張りだ。当然のように純正パーツはすでになくなっており、ワンオフの張り替えもやむなしと思っていたのだが、前述のダッシュボードカバーと同じメーカーがオリジナルのドア内張りを販売中だった。

純正と同じく上下に2分割されるタイプで、FRPもあったがほかの部分と統一感を出すため、カーボンを選びインターネットの通販にて購入した。ニッチな部品だけに納期が長いことも覚悟していたが、オーダーしてから1週間もかからないうちに届いたうえ、寸法もバッチリで心配していた振動による異音もない。ドアハンドルなどの取り付け位置も非常に正確で、高いクオリティとレーシーな雰囲気に大満足だ。

まだまだ室内で気になるポイントがある!

ダッシュボードカバー/ドアトリム/センターパネルの交換で、ボロさが目立ったインテリアの雰囲気はガラリと変わった。純正パーツが絶版だらけと分かったときは焦りもしたが、さすがデビューから30年が過ぎても根強い人気を誇る名車。アフターパーツを駆使すればキレイなまま維持することができ、自分色にカスタムする楽しさも味わえる。次回は内装でもうひとつ手直しが必須と考えていたシフトノブまわりと、暗さが気になっていた室内灯のLED化およびメーターのEL化に着手する予定だ。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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