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充実しまくりの走りで約300万円ってチートでは!? スバル「BRZ」に初めて乗った輸入車党が受けた衝撃とは【AMWリレーインプレ】

充実しまくりの走りで約300万円ってチートでは!? スバル「BRZ」に初めて乗った輸入車党が受けた衝撃とは【AMWリレーインプレ】

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TEXT: AMW 竹内耕太(TAKEUCHI Kota)  PHOTO: AMW 竹内耕太

輸入車ばかり乗ってきた編集部員がBRZに初乗り正直インプレ

AMW編集部員がリレー形式で1台のクルマを試乗する「AMWリレーインプレ」。今回のお題は、2021年4月のフルモデルチェンジで2代目となって2年経ったスバル「BRZ」の6速MT仕様です。輸入車系メディアを長く手がけてきて、スポーツカーには数多く乗ってきたのになぜか先代も含めて86/BRZにほとんど乗ったことのない編集部・竹内がBRZの正直インプレッションをお届けします。

第一印象は「乗り心地わるっ!」

まず最初にお断りしておかないといけないのが、筆者はカーメディアに長いこと携わっていながら、86/BRZをマトモに運転するのはこれが初ということ。撮影現場で少し動かした程度はあるものの、なぜかさっぱり縁がなかった。なので先代と現行型の比較とか、GR86との違いなどは言及していないのでご容赦を。

さて、試乗車は現行型BRZのハイグレードモデル「S」の6速MT仕様。都心部のオフィスで引き取って小田原の自宅へ向かうとほぼ必ず首都高の渋滞につかまるので、試乗はいつもネガティブな状況からスタートする。

神田エリアから用賀までたっぷり1時間ほどノロノロ進んだ時点でのファーストインプレッションは、ひたすらツラいものだった。ペダルタッチもシフトフィールも軽快でサクサクとシフトチェンジできるのは美点だが、いかんせん低回転域でのトルクが細くて、渋滞のなかでは運転しにくさが際立ってしまう。慣れてしまえばそれほど気にならなくなるだろうけれど、快適とは言えないのは確か。

足まわりもなかなか硬めで、首都高のつなぎ目などのノイズをしっかり拾うし、周囲の大型車などによる上下の揺動も小まめに伝わってくる。これは18インチホイールを履く「S」だからなおさら、なのかもしれない。

過去にもっと硬くて乗り心地の悪いスポーツカーはいくらでもあったし、スポーツカーとしては過酷すぎるほどでもないけれど……。欧州の後輪駆動スポーツカーや「GRスープラ」あたりは価格帯もはるかに上だから比較するのはアンフェアとしても、古式ゆかしい「スポーツカーに乗ってる感」を、まずは思いきりネガティブに味わったのだった。

ワインディングに行けばFRスポーツの走りを存分に堪能できる

というわけで渋滞での鬱憤を晴らすべく、もとい、BRZでのびのび走れるフィールドを求めて、小田原の自宅からほど近いワインディングに早朝から出かけてみた。

首都高でネガティブに感じた足の硬さは案の定、そこそこスピードを乗せて走ればロードホールディング性の高さとして一瞬でポジティブに転化。シャシーの剛性の高さを感じさせてくれて、コーナーに向かってステアリングを切れば気持ちよくスッと頭が入っていくし、アクセルを踏み込めばリアがググっと粘ってしっかり狙ったラインを走ることができる。それはもう気持ちいい。

自然吸気2.4Lのボクサーエンジンも3000rpmを超えたところから最高出力235psを発揮する7000rpmまでトルク感たっぷりに上昇していく。素直にドライバーの意志に応じて盛り上がる感覚はBRZのキャラクターとよくマッチしている。

以前に本連載で同じコースを走ったGRスープラは3.0Lの直6ターボで387ps、ほとんどの場面で3000rpmを超える必要がない極太トルクと高性能に感嘆しつつ、公道では性能を存分に味わう場面はなさそうだと思ったものだった。その点BRZは、未熟な筆者のテクでは性能を使い切れるわけはないものの、身の丈に合った「手のひら感」でクルマと一緒に走りを楽しめる。

サーキットまで行かずとも、近所にちょっとしたドライブコースがあれば毎日の通勤に使っても楽しそうな、ちょうどいいスポーツカーだった。

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