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ル・マン24hクラス優勝者がEVレースにハマる!? 余郷 敦選手が引退を覆してまで「テスラ」で戦う理由とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

いかに効率よく速く走るかが勝利へのカギ

そんな余郷選手は2012年に第一線から退いている。現在も声がかかればレースへの参戦をすることはあるというが、それはレースが好きだから声がかかれば乗る、という程度だという。そんな折、チーム・タイサンの千葉泰常氏からに呼ばれ、タイサンがこのJEVRAシリーズに参戦させているテスラ モデル3のステアリングを2022年シーズン途中から託されている。

第一線から退いたことについては、次のようにコメント。

「ちょうどその年に親父が亡くなり、同じチームで走っていたレーシングドライバーのOSAMUさんも亡くなって、年齢のことも考え、自らを積極的に売り込むような活動は終了しました」

それでもやはりレースは好きだから、話をもらったときには走っているそうだ。余郷選手は、このEVレースについて以下のように語ってくれた。

「電気自動車だからといって、全くレースができないわけではないです。やっぱりレースモードになればレーシングカーという側面も出てきます。ただ、航続距離の問題や充電時間の長さなど電気自動車ならではの難しさもあって、最初は『えぇ~』ってこともありましたが、このEVレースでは朝早くに予選があって、全車が充電できるだけの長い充電時間が用意されていて、夕方決勝レースとなる。それもいいんじゃない? って最近では思っています。

またレースに関しても、どうマネジメントしていくか。それもバトルをしながら。こういう形のレースがひとつくらいあったっていいんじゃないですかね? そんなところにも面白みを感じています。そして、耐久レースのような面白さもあります。目いっぱい踏んでいって行こうと思えば行けます。でもそんなことをしたら最後はきつくなってしまいます。予選では一発の速さが重要ですが、決勝では最後に誰が前に出るか、です。相手の出方を想像しながら、ピットと電費を確認しつつ、いかに効率よく速く走るかというところに面白みを感じています。

このレースでは毎回動画がアップされているのですが、同じように走っているライバル車両のアラートの表示を確認してみたりしても楽しんでいます」

テスラで参戦した余郷敦選手

2022年はシーズン途中から4戦出場し、今シーズンは開幕戦からフルエントリーしている。チーム・タイサンの千葉代表からは「最年長チャンピオンを獲りたい」とのオーダーもあるという。ちなみに余郷選手は1965年生まれの58歳。EV-1クラスに参戦しており、開幕戦は2位、そして今回の第2戦も2位となった。残り4戦での活躍を期待したい。続くJEVRA第3戦は6月18日(日)、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイで55kmレースを開催予定である。

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