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「アーマーゲー」と呼ばれたバブルなベンツ「560SLE AMG 6.0」が2500万円オーバーで落札! ヤナセがAMGジャパンに持ち込んだ1台でした

「アーマーゲー」と呼ばれたバブルなベンツ「560SLE AMG 6.0」が2500万円オーバーで落札! ヤナセがAMGジャパンに持ち込んだ1台でした

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TEXT: 塩見 誠(SHIOMI Makoto)  PHOTO: 2023 Courtesy of RM Sotheby's

ホイールはOZ製のAMG純正品

そんな歴史を持つAMGが、ベルセデス・ベンツ560SELをベースにつくったのが、今回RMサザビーズオークションに出展されたメルセデス・ベンツ「560 SEL AMG 6.0」である。

このクルマは1991年式の、日本仕様車だ。560SELを新車で購入した日本のオーナーが、当時はヤナセが展開していたAMGジャパンに車両を持ち込んでつくられている。

搭載されているエンジンは5.5LのM117型V型8気筒をベースにボアアップを施し、シリンダーヘッドはM119型に換装したM117/9ハイブリッドと呼ばれるもので、375psを発生する。ブレーキシステムはフロントに対向4ピストンキャリパーを装備し、ディファレンシャルはグリーソン・トルセン社(現在のJテクト・トルセン・ノースアメリカ)製へと換えられている。

エキゾーストフィニッシャーやフルエアロキットももちろんAMG製だし、インテリアには300km/hスケールのホワイトメーターやバーウッド・トリムなど、これもAMGのパーツが装備されている。ホイールはOZ製のAMG純正品だ。

その全体的なクオリティは、年式を考慮すれば高い、といえるだろう。もちろん、コンクールコンディション、というわけではないが、ひび割れを起こしやすいバーウッドトリムは、フロントシートバックに装備されたテーブルのみ若干の割れが見られるものの、その他の部分は美しい。ボディ外板も、新車当時はブルーブラックメタリックだったものを、まだ日本にあるうちに現在のアストラシルバーメタリックへと全塗装しているため、その状態は良好だ。

さらにいうなら、日本向けの取扱説明書や整備手帳、カタログなども付属しているし、シフト操作のコーションラベルや慣らし運転に関するコーションラベルなども、新車当時のまま貼付されている。

メルセデス・ベンツ560SLE AMG 6.0

今回の出品に際しては、注意点としてトランスミッションに小さな不具合があるようだが、これは修理できるものなので、この個体を手に入れたいと考える人にとっては、大きな負担とはならないはずだ。

そんなこのメルセデス・ベンツ560 SEL AMG 6.0は、9万ドル〜12万ドル(約1300万円〜1750万円)というエスティメート(推定落札価格)に対して、17万9200ドル(約2610万円)という価格で落札された。

この価格、高いといえば、高い。しかし、昨今のヤングタイマーの高騰という面から見れば、ちょっと落ち着いたかな、とも感じられる。トランスミッション修理が必要という部分が問題視されたのか、あるいは全塗装をおこなった経歴がある、ということが忌避されたのか、それはわからない。もし想像のように、ヤングタイマー車の価格高騰が落ち着いてきた証が今回の落札額なのだ、とするならうれしいのだが、さてどうなのだろうか。

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  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 塩見 誠(SHIOMI Makoto)
  • 1965年生まれ。学生時代からオートバイとクルマに熱中し、自動車雑誌編集ののちフリーランスライターに。これまでAE86トレノ、CC72Vアルトワークス、E38AギャランVR-4RS、1980年式シロッコ、CD9Aランサー・エボリューション、プジョー306スタイルなど、クルマを乗り継ぐ。オートバイはCB250RS、RZ250、ZZ-R1100、T-MAXなどつねに複数台所有。現在の愛車はフタ桁ナンバーのアルファ ロメオ156V6とサーキット遊び用のNCP91ヴィッツRS・TRDターボM、JA45クロスカブ。
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