走行距離は約314キロ!
今回モントレー・オークションに出品されたシリアルナンバー#11441は、クーペが350台、ロードスターが250台と限定されたウルティメの中でも台数の少ない後者の方で、ランボルギーニ・ビバリーヒルズに新車でデリバリーされた後、2022年8月に熱心なランボルギーニ・コレクターに売却されたモデルだ。
特徴的なボディカラーは、オーダー当時1万7500ドルのオプションだったマット・ヴェルデ・タービン・ペイント。ネロ・コスムスとビアンコ・ポーラ・アルカンターラの2トーンカラーのインテリアは、ランボルギーニのインディビジュアル部門であるアド・ペルソナム独自のカスタマイズ・プログラムによってのみ選択できるものだ。
外観からはさらにブロンズ色のブレーキキャリパー、センターロックの鍛造ホイール、ハイグロスのハードトップ、カーボンファイバー製のミラーハウジングやT字型エンジンカバー、エンジンベイのXフレームなども確認できる。これらのオプション装備はトータルで約5万ドルものプライスに及んでいる。
現在の走行距離はわずか195マイル(約314km)。この素晴らしいアヴェンタドールLP780-4ウルティメは、V型12気筒自然吸気ランボルギーニの時代が終わりを告げた今、その最終進化のカタチを新車同然のコンディションで楽しむチャンスとなる。
注目の落札価格は、そのような期待もあったのだろう、81万3500ドル(邦貨換算約1億1800万円)という数字に跳ね上がった。これはRMサザビーズの予想落札価格をさらに超えた落札価格であり、それだけの価値を入札者たちが認めた結果ともいえる。