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69歳で買ったいすゞ「ベレットGT」は人生3台目! 1/1スケールのオモチャとして楽しんでます

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

浅間サンデーミーティングで雰囲気のいいベレGに遭遇

毎月第3日曜日の朝に行われている「浅間サンデーミーティング」は、趣味性が強いクルマの集まりで、毎回、異なるテーマカーを設定している。2023年8月20日にフィーチャーされたのは身近な存在である国産スポーツカーだった。新旧さまざまなクルマが集結した中にひときわ渋い雰囲気の白い2ドアクーペ、いすゞ「ベレットGT」の姿が。オーナーの佇まいとのマッチングもよかったので、朝イチに声をかけてみた。

ツインキャブはソレックスに換装ずみ

「これが3台目のベレGなんですよ」

愛車のボンネットをやさしく触りながらそのように話してくれた中島徳二さんは御年73歳。年齢的にはバリバリのシニアだが、いまでもベレGを駆り、真夏のイベントにも臆することなく参加している尊敬すべきベテランドライバーだ。

浅間サンデーミーティングに乗ってきていた愛車は1969年式のいすゞ ベレットGTで、パッと見の落ち着いた印象からずっと乗ってきたんだろうな……と勝手にイメージしていたら、これはイベント参加用として4年前に購入したのだという。過去に2台のベレGに乗ってきて、古希を目前にして、みたびベレGに復帰したというわけだ。

「たまたまコンディションの良い個体があったので買いました。エンジンも足まわりも内外装もノーマルです。ただ、キャブレターだけはイジっています。ベレットGTはSUツインキャブレターがノーマルですが、この部分だけはソレックス2連装に変更しているんですよ。昔はアフターマーケットパーツとして、ベレットGTにツインのソレックスを装着するためのマニフォールドを売っていました。私にとって、クルマは、いつの時代にも1/1スケールのオモチャですね」

ベレGは「乗ることができるオモチャ」

そんなお話を聞きながらベレGのホイールをチラッと見たらカンパニョーロだったので、アウディ(使用歴10年)を足グルマとして使っているというベテランドライバーは、たしかにベレGを「乗ることができるオモチャ」として捉えているのであった。

中島さんに車歴を伺うと、ハタチの頃にS30「フェアレディZ」を購入し、20代で1台目のベレットGT、同じく20代の時期にいすゞ「117クーペ」も購入し、40歳の頃に2台目のベレGという流れだった。

「以前に乗っていたベレットも2台ともGTで、ソレックスキャブの2連装が標準のGTRには行きませんでしたね。あくまでも、ベレットGTのことが好きなんですよ」

今後、趣味車を増車する予定は無いとのことだったので、白いベレGをパートナーとした中島さんのカーライフは、今後もいぶし銀路線全開でアクティブに続いていくはずだ。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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