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マツダ「AZ-1」伝説の限定車「M2 1015」を新車購入して28年4万キロ! ダブルクラッチを駆使して大切に乗ってます

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

ミッドシップ&ガルウイングの軽スーパーカー、AZ-1

毎月第3日曜日の朝に行われている「浅間サンデーミーティング」は、趣味性が強いクルマの集まりで、毎回、異なるテーマカーを設定。2023年8月20日は国産スポーツが特集された。今回はマツダの軽スポーツカー「オートザムAZ-1」の中でもレアな「M2 1015」に遭遇することができたので、早速オーナーに話を聞いてみた。

特別仕様車M2 1015をワンオーナーで完調をキープ

1992年にマツダが送り出したオートザムAZ-1は、軽自動車枠内の小さなボディの中にミッドシップレイアウトやガルウイングドアという要素を詰め込んだ和製ミニスーパーカーだ。スタイルもよかったのでデビュー当初に数多くのクルマ好きを魅了したが、その超クイックな操縦性や実車の稀少性なども相まって、現在も自動車趣味人の間で人気が再燃している。

ここで紹介するAZ-1は、かつてマツダ車のさまざまな商品企画を行っていたマツダのグループ会社「M2」がプロデュースしたエアロパーツを装備している特別仕様車「M2 1015」で、オーナーの“エムツー1015”さん(57歳)が1995年に新車で購入したワンオーナーカーだ。

「ディーラーではなく、ごく普通のクルマ屋さんでM2 1015の新車を格安で展示販売していたので迷うことなく買いました。もう28年も前の話ですね。このクルマでたくさん走って楽しむ……というよりも、完調を維持するために定期的に乗るような使い方をしており、現在の総走行距離は4万kmです」

ロードスターRFを愛用するもM2 1015の軽さは格別!

かつて、ホンダ「インテグラ」、ダイハツ「ミラRV-4」、ダイハツ「タント」、ホンダ「N-BOXカスタム」などを所有し、現在は2019年式のマツダ「ロードスターRF」を愛用しているとのこと。M2 1015の特徴や気をつけている点について、このように話してくれた。

「M2 1015は、とにかく軽い! ロードスターRFも十分軽いのですが、M2 1015はさらに軽いわけです。サーキットを攻めたりはしませんが、ワインディングロードなどでちょっと飛ばすと楽しいですね。大切に扱い、ダブルクラッチを駆使しながらシフトチェンジしているので、いまのところマニュアルトランスミッションも大丈夫です」

ドラレコやナビといった最新装備を付けてこれからも乗り続ける

“エムツー1015”さんによるとAZ-1はトータルで4409台が生産され、そのうち半分の約2200台が今でもナンバーを付けて走っているそうで、2022年実にデビュー30周年を記念して開催されたミーティングには全国から121台のAZ-1が参加したのだそうだ。

「M2 1015との一番思い出深いエピソードは、やはり、オートザムAZ-1 30周年記念オーナーミーティングに参加したことです。楽しかったですね。パワートレイン、足まわり、インテリアはノーマルですが、先月、ステアリングホイールを脱着式に変更しました。銘柄は、D1 SPECです。その他、スマホ連動ドラレコを付け、先日、バックカメラ連動ナビも装着してみました」

浅間サンデーミーティングに参加しつつ、しっかり鬼押出し園も見学していた“エムツー1015”さんいわく、ステアリングホイールをクイックリリースタイプにしたことで乗り降りがラクになったそう。さらにスマホ連動ドラレコやバックカメラ連動ナビなど現代的アイテムも装着したことで、より愛着が増したM2 1015の走行距離がこれからグ~ンと伸びるのかもしれない。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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