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第21戦「タラデガ」でHREは2台体制をしくもクラッシュに巻き込まれ…ナスカートラックシリーズもあと2戦

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: Hattori Racing Enterprises

多重クラッシュに巻き込まれリタイアへ

ドリュー選手にとって初挑戦となるタラデガでの最初の走行からその速さを見せ、上位10台が進む予選ラウンド2にコマを進めることができた。ラウンド2では若干不利な状況の先頭からのタイムアタックで5列目アウト側の10番グリッドを獲得した。一方のアンクラム選手は、決勝に向けてのセッティングでこれに臨んだが、今一つスピードが伸びず、後方の22番手、11列目アウト側からスタートを切ることとなった。

タラデガのレースらしく、この日の決勝レースもスタート直後から各マシンは2ワイドから3ワイド、そして時には4ワイドになりながらレースは進行していく。61号車は序盤からトップ10圏内で走行を重ねたが第1ステージ終盤で他車のスピンがあり、その混乱で22位まで順位を落としステージチェッカーを受けた。

第2ステージでは、何度か出されたイエローコーションをうまく活用してポジションアップし、トップ10まで返り咲いたものの、やはりステージ終了間際で順位を落とすこととなり、25位で第2ステージを終えた。

しかし迎えた最終ステージでは、3番手までポジションをアップ。このポジションを維持しながら走行を続けた61号車だったが、残り20周を切りレースは荒れた展開となっていく。イエローコーションが連発されるだけでなく、2度も赤旗中断が出されるようになり、この状況下で、突然61号車のリアスポイラーを留めているステーが壊れるというアクシデントに見舞われてしまう。

このスポイラーブレースを修理するために残り15周というところで、61号車はピットインを余儀なくされる。トップと同一周回最後尾の27番手まで順位を落としたものの、その後毎周順位を上げてトップを猛追するが、残り8周で多重クラッシュに巻き込まれ、フロントエンドに大きなダメージを負ってしまう。チームは何とかマシンを走れる状態にまで補修し、61号車は20位でレースを終えた。

一方のアンクラム選手の16号車は第1ステージをドリュー選手の前の21位でフィニッシュ。続く第2ステージ終盤に多重クラッシュに巻き込まれ修理のためにピットインし、ステージを終えた。続く最終ステージでも51周目にまたしてもバックストレッチでの多重クラッシュに巻き込まれてしまい、マシンはダメージが非常に大きく修復が叶わずここでリタイアとなってしまった。

このタラデガ戦で勝ったのは、2018年にHREから参戦しシリーズチャンピオンを獲得したブレット・モフィット選手であった。今季のプレイオフレース全8戦の中で、プレイオフに進んでいないドライバーが勝利したのはこのレースが初めてであり、プレイオフに進出しているドライバーのうち、トップ10に入っていたのはわずか3名という厳しいレースであった。

NASCARクラフトマン・トラック・シリーズ、次戦は2023年10月21日(土)に、フロリダ州にあるホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催される。その「Baptist Health 200(134周/201マイル)」レースでの結果を踏まえ、プレイオフ・ランキング上位4名のドライバーが11月3日(金)のフェニックスでのシーズン最終戦「CRAFTSMAN 150(150周/150マイル)」を戦い、チャンピオンが決定することになる。

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