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35年前に新車購入のマツダ「RX-7」は今も通勤カー! 各所リフレッシュして一生現役で乗り続けます

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • 藤枝さんは2代目サバンナRX-7のカッコよさにひと目惚れしてしまい、新車を1988年に購入
  • ボディはハードポリッシュ+ハイドログラス(親水/3年耐久)コーティング済み。現在までの累計走行距離は15万kmほど
  • 16インチホイールはBBSのRSで、タイヤはミシュランのパイロットスポーツ4。アイバッハスプリング、カーボンメタリックブレーキパッドなどもセット
  • アンフィニ用のブロンズガラスやブルーミラーも装備。ダンパーをエナペタル プレミアムオーダーラインにしているので、路面にビタッと張り付ける
  • GT-Xはオーナーの藤枝さんが一番欲しかったグレード。マツダスピード製2wayLSD、ステンレスブレーキライン/クラッチラインで走りのよさを増している
  • リアストラットタワーバーやマツダスピード製ロアアームスティフナーも装着。2021年8月に4輪アライメント調整済み
  • マツダ純正ABS製リアスポイラーを装備。フロントハーフスポイラー、MC前用サイドステップも付けている
  • マツダ純正輸出用リアマーカーランプを装着しており、同じく輸出用のクリアパッシングレンズやフロントターニングレンズも奢っている
  • フルステンレスマフラーHT763はキレイなロータリーサウンドを奏でる。ステンレス製デュアルフロントチューブも付けており、吸排気効率を向上
  • ステアリングホイールはMOMO JETの350mm。マツダスピードのシフトノブ、レカロシート(SR-II/III)、マツダ純正260km/hスピードメーターも装備
  • エンジンは軽量フライホイールでレスポンスを向上。フロントストラットタワーブレースでボディを補強
  • ボディは2016年7月に純正色サファイアブルーメタリック(カラーコード5A)でオールペイントしている

1988年式FC3S型サバンナRX-7を20代のとき新車購入

2023年9月24日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「第115回 Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」。1988年式マツダFC3S型「サバンナRX-7」 で参加していたオーナーは、当時新車で購入してから35年にわたりずっと所有し、今も通勤カーとして活用しているという。詳しく話を聞いてみた。

サファイアブルーメタリックのGT-Xを指名買い

今でこそマツダのスポーツカーといえば「ロードスター」の印象が強いが、20年前までは「RX-7」とロードスターの2枚看板だった(30年前までさかのぼると、「AZ-1」も含めた3トップ状態)。あらためて説明するまでもなく、マツダRX-7はロータリーエンジンを車体のフロントに積んだスポーツカーで、初代SA22C型が1978年に登場。2代目は1985年にデビューしたFC3S型で、3代目は1991年にリリースされたFD3S型(車名からサバンナが無くなり、アンフィニRX-7/マツダRX-7)である。

藤枝雅美さん(61歳)は、2代目RX-7の新車を1988年に買った熱きオーナーで、現在も普段使いをしており、通勤の足としても活用しているそうだ。

「2代目RX-7のコマーシャルを見て、カタチのよさにひと目惚れしてしまいました。それで早速、販売店に行って、実車を確認してきたんです。そうしたら営業マンに若造には買えねぇーよ、みたいなことを言われてしまったのですが、なんとか新車を購入することができたのです。サファイアブルーメタリックのボディカラーは当初GTリミテッドの専用色だったのですが、GT-Xにも用意されるようになったので迷うことなくチョイス。最初からこの色を買おうと思い、グレードはGT-Xにしようと思っていました」

一見ノーマル風ながら随所をリフレッシュ&カスタマイズ

35年前に新車購入されたワンオーナー車のサバンナRX-7 GT-Xを拝見すると、ディテールまでキレイな状態であることに感銘を受ける。詳しくお話を伺ったところ、やはり各部を徹底的にリセットしていた。

「ノーマル感を重視していますが、じつは、いろいろやっています。エンジン、外装、内装、排気系、駆動系、足まわり、灯火類をカスタマイズし、補強もしています。エンジンは2005年11月から2006年1月末にかけてリフレッシュし、エンジン本体はファインチューニングして、タービンはオーバーホールしました。すべての作業が終わった2006年2月から再始動しています。

ちなみに、購入してから3年ほど経ったときにクレームでエンジンを交換してもらったこともありました。今後、またエンジンをオーバーホールしたいですね。2021年7月に足まわりのブッシュを総リフレッシュし、同じタイミングでエンジンマウントブッシュやミッションマウントブッシュも刷新しています」

ボディは2016年7月に純正色(カラーコード5A)でオールペイントしており、まだまだキレイな状態をキープしているが、全塗装も今後の計画として考えているらしい。かつて、トヨタ「カリーナSR」やAE86型パンダトレノなどを所有し、現在、2013年式のBMW「320d」も愛用しているという藤枝さんのサバンナRX-7ライフは、これから先もまだまだ続くのであった。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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