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新車購入から36年のホンダ「プレリュード」は現在20万キロ! バブル代表デートカーで奥さんと出会えました

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • オーナーの松沼徳次さんは25歳のときに3代目プレリュードを購入。36年間乗ってきた
  • インテリアはノーマルで、メーターは本業のノウハウを活かし自分で大修理
  • こだわりの5速MT仕様で走りを楽しんでいる。機構が複雑なAT仕様とは異なり、維持しやすい点もポイント
  • エンジンはヘッドガスケット交換を含むオーバーホール済み
  • ホイールはBBSのRGをチョイス。タイヤはアドバンのFLEVA
  • 低いエンジンフードとリトラクタブルヘッドライトが織り成すスタイルは女性にも好評
  • リトラクタブルヘッドライトはスーパーカーブームを経験した世代にとって胸アツの装備
  • エクステリアは先代を継承するキープコンセプトで、引き続きデートカーとして活躍
  • マフラーは2本目の純正品。モンローのショックを装備し、ブレーキは1年前にオーバーホール
  • 3代目プレリュードは量産乗用車で世界初となる機械式4WSを搭載
  • 1987年のフルモデルチェンジ直後に新車で購入した3代目ホンダ プレリュード

1987年デビューの3代目プレリュードは量産車初の4WSを採用

2023年9月24日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「第115回 Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」で出会った3代目ホンダ「プレリュード」。オーナーは1987年に新車を購入した松沼さんで、同車に初めて採用された4WSに魅了されて手に入れたのだという。現在の年齢をお聞きしたら御年61歳だった。

バブル時代に実際にデートカーとして活用した先達に話を聞いてみた

ホンダ「インテグラ」との統合というかたちで、5代目モデルの販売終了をもって2001年にディスコンとなったプレリュードといえば、2代目と3代目がデートカーとして人気を博したことで有名だ。

2代目が登場したのが1982年で、3代目は1987年にデビューしたので、バブル期に青春を過ごした筆者の世代にとっては3代目プレリュードこそがデートカーの代表選手という印象である。当然のことながら若い頃にプレリュードで女性とドライブしたような浮いた話はまったくナイので、道行くホンダ製のスタイリッシュなデートカーを見ながらハタチ前後の筆者は羨望の眼差しを送っていたわけだが、往時にデートカーとして実際に活用したことがあるという松沼さんからさまざまなエピソードを伺うことができた。

「プレリュードだったら一度ぐらいは乗ってもいいよ」で奥さんと出会う

「私が1987年に買ったプレリュードはBA5型の4WS仕様です。このクルマに乗っていたことにより妻と出会ったのが一番思い出深いエピソードですね。購入してから2年後となる1989年に知り合ったのですが、プレリュードだったら一度ぐらいは乗ってもいいよ、ということで見事にドライブできました。まさにデートカーの面目躍如ですね。36年間乗って、現在までの総走行距離は20万6216.4km。以前は普通に乗っていましたが、さすがに、いまは趣味車が集まるイベントに参加する際に使用しています。5速MT仕様である点が、こだわりのポイントですね」

過去に5代目(810型)「ブルーバード」、6代目(910型)「ブルーバード」、2代目「オデッセイ」などを所有してきた松沼さん。現在は2021年式のホンダ「S660」も愛用しているとのことだが、家族も乗ることを想定し、CVT仕様をチョイスしたことを少し後悔しているとも話してくれた。

この先さらに20年は乗っていきたい

「プレリュードのオーディオは5台目で、いまはパナソニックの真空管オーディオを装着しています。クルマは家族の一員なので、一般的な整備をしながら、あと20年は乗りたいです」

そう話してくれた松沼さんは日本屈指のプレリュード好きといえる御仁なので、きっと80歳を過ぎても5速MT仕様の愛車で各地のイベントに参加していることだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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