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S30型「フェアレディZ」で10年ぶりに旧車へ復帰! ノーマル志向のはずが気づけば「緑の悪魔のZ」になっていた理由とは?

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TEXT: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)  PHOTO: 近藤浩之

エンジンは3リッター仕様! 隅々まで手の入ったS30Z

千葉県東金市のATARIYA東金店駐車場で毎月最終日曜に開催されている「集まれ!カーマニア in 東金2023」は、ノンジャンルのカーミーティング。事前エントリー不要、自由参加でいつ来場して帰ってもOKというフリースタイルだ(2023年8月以降は会場工事につきしばらく休止)。今回は、綺麗に仕上げられた日産の初代S30型「フェアレディZ」で参加したオーナーを紹介しよう。

ボディカラーの仕上がりを見て、Zの方向性を変更

グリーンメタリックのボディカラーに身を包んだ1975年式のS30型フェアレディZでミーティングに参加していた山下茂樹さん。約10年前にS30ファンにはお馴染みのショップ「スターロード」にオーダーし、3年ほどの製作期間を経て7年前に完成したというこのフェアレディZだが、当初はまったく違った仕様を構想していたそうだ。

「長く乗るんだったら、ボディがしっかりしている方がいいかなと後期を選んで作りだしたんです。当初はホントにノーマルのイメージでバンパーも付いてて、エンジンもイジる予定はなかったんですけど、やってくうちに変わっちゃいましたね。そのキッカケになったのが、色なんです。最初はガンメタで注文入れたんですけど、スターロードさんに緑にしてみないかって言われて。当時としては432のツヤなしのグリーンとかそういうイメージしかなかったんで、メタリックのグリーンってどうなんだと思ったんですけど、出来上がってきたら緑、結構いいんじゃないって」

「純正にそれほどこだわりがなく、いいものはいいということで現代のパーツを入れているんですが、色が上がってから外見をいろいろ決めてって、じゃあバンパー取っちゃおうか、ライトは社外を入れようかって外見があらかた出来上がったときに、これでエンジンがノーマルで遅かったらちょっとカッコわるいなって、じゃあエンジンもやっちゃおうってことになって3Lにボアアップしたんです」

キャブのダイレクト感が気持ちいい

エンジン以外にもソレックスのキャブレター、バンパーレス、ビレットグリル、フロントスポイラー、オーバーフェンダー、サスペンション、グロースターホイール、各種メーターなどなど、スターロードで各部に手が入れられているS30Z。すでに7年間乗り続けた感想はどんなものだろうか。

「インジェクションにはないキャブレターのダイレクトな感じが、やっぱり気持ちいいですよね。スターロードさんで作ったやつはトラブルも少ないですし、普通に遠出ができる。キャブもそんなに気難しい感じはないしパワステやクーラーも完備しててホント快適に乗れています。あとは他のZと違うワンオフ感が出るんで、それがいい感じですね。タコ足を入れ替えたくらいでとくに手は入れていないですし、今後もそんなに手を入れるつもりはないですね」

やはりZは永遠の憧れ

ところでこのZで10年ぶりに旧車に復帰したという山下さん、久しぶりの旧車にS30Zを選んだその理由とは何だろうか。

「やっぱり昔の『西部警察』だとか、某漫画の影響でZが欲しかったんです。でも、その前のスカイラインを買ったときもZが買えなくてDR30のほうに行ったんで、いずれどっかで乗ってみたいな、というのがあって。スターロードさんに行ってみたら、もうまんま悪魔のZみたいなのがあって、うわー、これだ! と思って。ほんと子どもの頃からの憧れですよね」

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