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レアな日産「シルビア ヴァリエッタ」を激安ゲット! 塗装をやり直しながらキレイに乗り続けていきます

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典

  • 石井輝雄さんは現在51歳。足グルマが他にあるのでシルビア ヴァリエッタは主にドライブに使用。累計走行距離は21万6000km
  • リアまわりは極太のマフラーエンドとオリジナルバンパーで個性を演出
  • 電動メタルルーフ仕様のヴァリエッタは、屋根を閉じればクーペとして使える
  • フロントまわりはアンダーカナードを装着することで精悍さを増している
  • ブレーキはニスモのパッドで、サスペンションはCUSCOの製品をセット
  • リアエンドに取り付けられたGTウイングがいいアクセントになっている
  • シートはレカロで、シフトノブはニスモ。ステアリングカバーを付け、シフトブーツやセンターコンソールなどを自分で塗装
  • エンジンはノーマルだが、点火効率を上げて性能をアップできるパワーケーブルを奢っている
  • ホイールはヨコハマAVS Model 7。タイヤはダンロップDIREZZA DZ102をチョイス
  • 子どもや年配者たちにも直感的にカッコイイと思ってもらえるスタイル

電動メタルルーフでフルオープンになるクーペカブリオレ

2023年9月24日(日)に栃木県立日光霧降アイスアリーナを会場として開催されたイベント「第115回 Free Motor Meeting(フリーモーターミーティング)」。今回は、稀代のレア車である日産S15型「シルビア ヴァリエッタ」のオーナー石井輝雄さんにお話を伺ったので紹介しよう。

贅沢すぎた? 生産台数はわずか1120台

1999年にデビューした7代目S15型シルビアは、その走りのよさから、走り屋御用達マシンとしての印象を強めているが、電動メタルルーフを備えたクーペカブリオレ仕様も用意されていた。そのクルマこそが石井さんの愛車であるシルビア ヴァリエッタで、オーテックジャパンが企画し、NAモデルのスペックSをベースとしてオープンカーに仕立てた魅力的なクルマである。

S15型シルビアのデビュー当初、スペックSの5速MTは177万円(消費税込、以下同)、スペックRの6速MTは239万円で新車販売されていたが、2000年に登場したシルビア ヴァリエッタは5速MTが279万8000円、4速ATが289万5000円というプライスだったこともあり、セールスは芳しくなく、わずか1120台しかデリバリーされなかった。

近所の整備工場に放置されていた個体を格安で購入

「いつも通る道沿いに整備工場があるのですが、たまたまそこに2000年式のシルビア ヴァリエッタが置いてあったんです。ちょうどオープンカーを探していたときなんですよ、それを見つけたのが。すごいカッコよさだったので、シルビアのクーペカブリオレにひと目惚れしてしまいました。しばらくの間、ずっと同じ場所に放置されている感じだったので、これはお客さんのクルマではないのかもしれないぞ……と思いはじめ、あるとき店主に突撃してみました。そうしたら、コミコミ価格のノークレームだったら譲ってあげてもいい、とのことだったので、迷うことなく購入しました。8年前の話です」

そのように話してくれた石井さんによると、ビックリするほど安価だったらしい。購入当初はフルノーマルだったが、ゴテゴテしすぎない程度にカッコよく、というポリシーでモディファイを進め、現在の姿が完成したのだという。

通りすがりの人たちからも大好評

「走っていたり駐車していると、小学生のお子さんや年配の方々からカッコイイ! と声をかけてもらえます。それが愛車との一番思い出深いエピソードですね。今後、塗装をやり直しつつ、現状維持でキープしていきたいです」

過去にS13型シルビアのQ’s、R32型「スカイライン」のタイプMを愛用していたという石井さんによると、クルマは生きがいとのことなので、これからもシルビア ヴァリエッタをさまざまなシーンで走らせ、キッズやベテランたちの目を楽しませてくれることだろう。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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