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トヨタ「クラウン」を現代版正統派VIPカー仕上げ! 10センチワイド化した玄人仕上げの「VIPスタイルミーティング」受賞車に注目です

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TEXT: 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)  PHOTO: 青木邦敏

  • 第1回目のVIPスタイルミーティングのアワードを受賞
  • エイムゲイン製のボディキットを装着
  • ドレスアップカーの基本であるワイド&ローを強調する
  • エイムゲイン製のボディキットを装着
  • 装着させたタイヤ&ホイールはセオリー通りの極太タイヤ+極太リムホイール
  • フロント235/35、リア295/30のタイヤに、フロント9.5J×19、リア12.5J×19のワークマイスターM1ホイールを組み合わせている
  • クラウンのリアビュー
  • ワイドフェンダーについては見た目以上にブリスター化が進んでいて、フロント+5cm、リア+10cmの設定
  • リアのアンダースポイラーが特徴的
  • サイドステップはカーボンで、玄人っぽい仕上げ
  • リアウイングもやりすぎないところがポイント
  • トヨタのクラウンと、オーナーのJUNさん
  • ドレスアップカーの基本であるワイド&ローを強調したフォルム

玄人仕上げのクラウンアスリート

派手な加工を加えたVIPカーが数多く存在する中で、JUNさんの トヨタ「クラウン」(GRS200)は飾りすぎずシンプルにワイド&ローフォルムで攻めるスタイル。VIPカーが流行りはじめた頃の正統派ドレスアップというべきか! 渋いルックスを際立たせる工夫を施したJUNさんの愛車を紹介しよう。

VIPカーの基本、ワイド&ローを追求

カッコ良いかカッコ良くないかは、それぞれの価値観によって変わるもの。だが、ここで紹介するJUNさんの200系クラウンを見たときに、皆さんが受ける印象はどうだろうか? VIPカーというドレスアップの世界に理解を持って接している方なら、間違いなく渋くてカッコ良いと思うはずだ。

その印象を強く与えているのは、大幅なボディ加工やダクトなど、主張しすぎるポイントをあえて無くしたアップグレード手法にある。ドレスアップカーの基本であるワイド&ローを強調する考えで全体のバランスの良いフォルムを追求している。

エクステリアに関しては、エイムゲイン製のボディキットをフロント、サイド、リアに装着。さりげなく純正形状のワイドフェンダーをセットしているのがポイントだ。このワイドフェンダーについては見た目以上にブリスター化が進んでいて、フロント+5cm、リア+10cmの設定。

このままの車高で普段も走る。ありのままがカッコいい

このフェンダーに合わせて、装着させたタイヤ&ホイールはセオリー通りの極太タイヤ+極太リムホイールで、それぞれのサイズは、フロント235/35、リア295/30のタイヤに、フロント9.5J×19、リア12.5J×19のワークマイスターM1ホイールを組み合わせている。

また、全体のフォルムを追求する意味で欠かせないサスペンションについては、より低さを追求すべくアーム類はティーディメンド+ナギサオート製に交換し、サスショックについては数ある中からジョブデザインのファントムキットがベストだと考えてセットした。

基本的に車高は普段もこの状態をキープしたまま走り回っている。よっぽどのことがない限りイジらないとのこと。自分がカッコ良いと思うスタイルのまま乗り続けることもJUNさんのこだわりというわけだ。

第1回目VIPスタイルミーティングのアワードを受賞

ベース車の良さを引き立て、いかにカッコ良く渋く仕上げることができるかに挑戦するJUNさん。じつはこのクルマは第1回目のVIPスタイルミーティングのアワードを受賞したクルマで、派手に飾るVIPカーとは対照的なマニアックな仕上げが高評価を獲得した。わかる人にはしっかり伝わる玄人仕上げ。これからは、こういうスマートな仕上げが脚光を浴びる時代になるかもしれない。

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  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 青木邦敏(AOKI Kunitoshi)
  • 1969年生まれ。某出版社でドレスアップ誌、チューニング誌の編集長を歴任。2006年に自動車・バイク専門の編集プロダクション株式会社バーニーズを設立。自動車専門誌をはじめ、チューニング、カスタム系、旧車、キャンピングカー、アウトドアに関する媒体を新たに立ち上げる。これまでの愛車は、セリカXX、スカイライン、AE86、AE92、シビック、スープラ、シルビア、180SX、ロードスター、RX-7、BMW850iなどなど。他にもセダン系、バン系、ミニバン系など数多くのクルマを乗り継いでいる。
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