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761万円でトヨタ「ハイエース」が7人就寝可能のキャンピングカーに!「ポップアップルーフ」にキッチンまで完備した本格アウトドアの1台です

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TEXT: 勝村大輔(KATSUMURA Daisuke)  PHOTO: 勝村大輔

  • ベースとなっているのは、ハイエースのワイドボディ
  • UTONE(ウトネ)はキャンピングカーメーカー大手ANNEXの新しいブランド
  • 外観はポップアップルーフとサイドオーニング以外は基本的にノーマルのハイエースと変わらない
  • 右側面に設置されたキッチンなどのカウンターはアルミ構造材でできており、軽量かつ頑丈
  • セカンドシート、サードシートを展開することで、ダイニングにもベッドにもなる仕組み
  • 右側面に設置されたキッチンなどのカウンターはアルミ構造材でできており、軽量かつ頑丈
  • ポップアップルーフは車内からルーフ内に直接移動ができるのが大きなメリット
  • 車内後部には上段ベッドを設置し、子ども3人が横に並んで眠れる就寝スペースとしている
  • セカンドシート、サードシートともにロングスライドレールに設置されているため、2脚を前方に移動することで、後部には広大なラゲッジスペースを確保できる
  • 車内はロングスライドレールを設置したうえで、セカンドシート、サードシートともにフルフラットになるREVOシートを設置しており、走行時にはそれぞれ2名ずつ座ることができ乗車定員は6名
  • ポップアップルーフを装着したハイエースベースのキャンピングカー「UTONE500」

見た目は普通のハイエースなのに車内は装備充実のキャンピングカー

2023年10月21日~22日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催された「横浜キャンピングカーショー2023」から、気になるキャンピングカーをピックアップ。今回は、トヨタ「ハイエース」がベースのポップアップルーフ・キャンパーを紹介しよう。

あえて外観は普通のハイエースを装う

横浜キャンピングカーショーには数多くのキャンピングカーが集結した中、デルタリンクのブース内で発見したのが、ポップアップルーフを装着したハイエースベースのキャンピングカー「UTONE500」だ。

UTONE(ウトネ)はキャンピングカーメーカー大手ANNEXの新しいブランドで、このUTONE500のベースとなっているのは、ハイエースのワイドボディとなる。ルーフがポップアップするものの、基本ボディはハイエースのままなので、ジャンルとしては「バンコン(バンコンバージョン)」となる。

バンコンの最大の魅力は、「外観はあまりキャンピングカーっぽくない」という点だ。都会に住む人にとって、普段使いの乗用車とキャンピングカーの2台所有というのは、なかなかハードルが高いが、ハイエースをベースとしたバンコンなら、普段使いの乗用車としても活用でき、これ1台で全てまかなうことができるわけだ。

そのため外観はポップアップルーフとサイドオーニング以外は基本的にノーマルのハイエースと変わらない。ボディもハイエースのワイドボディなので、一般的な月極駐車場でも駐車が可能だ。

ポップアップルーフが限りある車内を広くする

ポップアップルーフは、せり上げることで大人2名が就寝できるスペースを確保。見た目はルーフトップテントと似ているが、最大の違いは、車内からルーフ内に移動ができるという点。昼間は室内の天井高を高くする役割も果たしている。

車内はロングスライドレールを設置したうえで、セカンドシート、サードシートともにフルフラットになるREVOシートを設置しており、走行時にはそれぞれ2名ずつ座ることができ乗車定員は6名となる。これを展開することで、ダイニングにもベッドにもなる仕組みだ。

右側面に設置されたキッチンなどのカウンターはアルミ構造材でできており、軽量かつ頑丈。そこで、後部にはこの上に上段ベッドを設置し、子ども3人が横に並んで眠れる就寝スペースとしている。これにダイニングスペース大人2人、ポップアップルーフに大人2人で、合計すると最大で大人4人+子ども3人の計7人まで就寝可能となる。

6人乗車でき荷物も積める多彩なレイアウトが魅力

前述の通り、セカンドシート、サードシートともにロングスライドレールに設置されているため、2脚を前方に移動することで、後部には広大なラゲッジスペースを確保でき、大きな荷物を運ぶ際に便利。じつはキャンピングカーで大きなスペースを確保できる車両は少ないため、とくに1台で普段使いも兼ねているユーザーには便利な機能と言えるだろう。

気になる値段は、ポップアップルーフ付きの2WDガソリン車で761万2000円(消費税込/撮影車両はオプション装着車)。これに豊富なオプションを組み合わせることで、自分好みの1台を作ることが可能だ。

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