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10年落ちタダ同然で手に入れたホンダ「ライフステップバン」とともに40年!「自分とクルマ、どっちが長生きするかな?」

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • 「ライフステップバン」は、トールワゴンという言葉はもちろん、背の高い軽自動車の価値観が未知数だった時代に生まれた
  • 九州地区で20人ほどのメンバーがいたというが、現在は島田さんのみ「67×50.6」という数字は、この車両のエンジンのボア×ストローク量を表している
  • たった2年で幕を閉じたが、サイズ感と使い勝手の良さは一部のユーザーには大人気だった。現在の主流がこのデザインであることを考えると、当時でこのアイデアは斬新すぎた!?
  • 真四角なデザインが「ライフステップバン」の特徴
  • テールゲートは現在主流の1枚開きではなく、上下観音開きだった。こんなデザイン性にも時代を感じる
  • 運転席から助手席まで、真っ直ぐに伸びたダッシュボード。実用性の高さがこの車両のセールスポイントだった。ちなみに島田さんは、新たにウッドを貼っている
  • 天井部にコンソールボックスを増設し、ここにオーディオデッキをインストール。昔からバニング系で見られたテクニックを流用
  • 各シートは張り替えているが、経年劣化により少しずつヤレてきている状態
  • ウインドウウォッシャーとラジエーター強制冷却用のウォーターラインを増設。山の上り路など、エンジンに負荷がかかる状況では有効とのこと
  • 合計2度に渡って全塗装されたボディ外観。よく見るとパールが使われており、そのため光の加減で車両の色の雰囲気が変化する
  • 入手当初からの修理の模様が、しっかりと写真で残されていた。島田さんが話す通り、入手当初のボディ状況はオンボロそのもの
  • ホンダの公式グッズで展開されていたトートバッグ。まさかの愛車が描かれていたので、迷わずゲット
  • カミナリモータースも、「ライフステップバン」をモチーフにしたアパレルを展開。このデザインはこれで生産終了しているため、島田さんにとっても大切な1枚
  • 1974年(昭和49年)式ホンダ「ライフステップバン」と、オーナーの島田了輔さん。10年落ちで入手しているので、その付き合いは40年になる
  • エンジンを乗せ換えつつ、その後起こった様々なトラブル解消のため、何気に装着されたパーツ類は貴重品ばかり
  • 四角いボディに丸目2灯。現在のNシリーズに受け継がれたホンダのDNAを感じ取ってほしい

元祖ホンダのトールワゴンは、50年経っても現役です

2011年に登場したホンダの初代「N-BOX」は、ご存知の通りライバルがたくさん存在する軽自動車のカテゴリーで、圧倒的な人気を得ているのは言うまでもない。この2023年10月には、2度目のフルモデルチェンジを迎えた3代目が新発売され、こちらも爆売れ中。そんなホンダのトールワゴン型軽自動車の元祖、「ライフステップバン」を40年に渡って愛する島田さんをご紹介しよう。

10年落ちのオンボロ、1年半の車検付き購入が歴史の始まり

福岡県北九州市門司区にある門司港レトロの海沿いで、姉妹車の「ライフピックアップ」と共に仲良く並んで展示されていたこちらの「ライフステップバン」。ホンダの最新軽バン「N-VAN」が登場した際に設定されたプレミアムイエローを彷彿とさせる、オレンジカラーがとても可愛らしかった。

オーナーの島田了輔さんがこの愛車を入手したのは、今から40年近くも前のこと。「格安で乗れるクルマを探していた」という島田さんの元に、この「ライフステップバン」の話が舞い込んできたのだ。

「安く乗れれば何でもいいと思っていたので、あの時はこの車両に強い思い入れがあったわけではないんですよ。入手したときは、生産からすでに10年落ち。それにもかかわらずその10年間でこんなに錆が出るの!? と驚いたほど、あっちこっちに穴が開いていたりしたんです。でも、1年半も車検が残っていて、価格は確か8〜9万円ぐらいでいいと言うので、車検が切れるまで乗り切って、次のクルマに買い替えようというつもりでいました」

現代では当たり前の形でも、50年前は異色デザインだった

ホンダ「ライフステップバン」が発売されていたのは、1972年(昭和47年)から1974年(昭和49年)の2年間だけ。当時発売されていたホンダ「ライフ」のシャシーに、ボンネット付きの背の高いボディを載せたスタイルが特徴だった。当時の軽自動車なので排気量は356cc。水冷直列2気筒SOHCエンジンで30ps。「N-VAN」の658cc、53psにはかなわないが、車両重量が605kgと「N-VAN」の950kg(FF/CVT仕様)と比べると約250kgも軽量だったため、当時の街中を軽快に走っていただろうと想像する。

今の時代ではこういったボディ形状は「トールワゴン」と呼ばれ、各社が様々な車種を販売しているが、半世紀も前の時代でこのデザインを採用していたのは、この「ライフステップバン」しかなかった。それでも、平たいダッシュボードや後席折り畳みシート採用で、フラットかつ広大荷室空間を確保するなど、使い勝手は良好。ボディサイズも、全長/全幅/全高が3395mm/1475mn/1945mm(N-VAN)に対して、2995mm/1295mm/1620mmと小さく、時代背景に合わせたミニマムサイズのボディを最大限フル活用するパッケージは、今の「N-VAN」にもしっかりと受け継がれている。

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