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719台! 日本の販売台数は3年連続で最高記録達成中。ベントレーの成功は台数より収益性への舵取りに成功したから!?

投稿日:

TEXT: AMW  PHOTO: Bentley Motors

  • ビスポーク部門であるマリナーのオプションの装着率が高まった
  • イギリスはハイブリッド比率が一番高く、GTを含めた全販売台数のうちの27%がハイブリッド車だった
  • 昨年から通年で販売されたベンテイガEWBが好調な販売を記録
  • ベントレーではパッケージオプションを「デリバティブ」と呼ぶ
  • ベンテイガアズールとSにはEWBで採用されていたAWSが標準装備される
  • 新たに登場したベンテイガAの外観
  • アズール、S、スピードなどのデリバティブモデルの販売比率も2022年の30%から70%に上昇した
  • 2023年のベントレーは過去3番目の高水準となる1万3560台を全世界で販売した

日本の販売台数は過去最高記録を達成

2023年のベントレーの全世界での販売台数は1万3560台となり、過去3番目の高い実績を記録しました。最高販売台数更新とはならなかったものの、ベントレーモーターズの会長兼CEOであるエイドリアン・ホールマーク氏は、今年の販売に関しても強い自信を覗かせています。ベントレーがそう考える理由についてみていきましょう。

大きなマーケットでの落ち込み、アジアパシフィックの成長

2023年のベントレーの全世界での販売台数は1万3560台で、過去最高の販売台数を記録した2022年に比べ11%減となった。これまでの最大マーケットであったアメリカで9%減、2番目のマーケットである中国で18%減、そしてヨーロッパで15%減と大きなマーケットでの販売減を他のマーケットで埋め合わすことができなかった。

「2023年後半に世界中で見られた厳しい市場環境からベントレーも免れることができなかった」

と、ベントレーモーターズの会長兼CEOであるエイドリアン・ホールマーク氏は話すが、外部要因による一部市場での需要が減退したことを主な販売減の要因として捉えている。

一方、昨年に比べ販売台数を伸ばしたのがアジアパシフィック地域(4%増)、中東・インド・アフリカ地域(2%増)で、日本を含むアジアパシフィック地域においては過去最高の販売台数を記録した。ちなみに、日本の販売台数は719台と、3年連続で過去最高記録を達成している。

車両価値の上昇

台数こそマイナスになったもののベントレーに焦りの影は見当たらない。それはここ数年で発表されたアズール、S、スピードといった高収益をもたらすデリバティブモデルが順調な販売を続けているからだ。2022年に30%だったデリバティブモデルの構成比は2023年には70%まで上昇している。

また、ベントレーのビスポーク部門であるマリナーの発注も43%の増加を見せているという。これは高級車へのパーソナライゼーションへの関心が以前よりも高いレベルにあることを物語っているのであろう。

実に全顧客の3/4が標準オプション以外のマリナーオプションを選択されているという。高級品業界において顧客が真のユニークでエクスクルーシブな商品を求めていることを表している。

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