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「学生フォーミュラ日本大会2024」に106チームがエントリー!「Aichi Sky Expo」で9月9日〜14日に開催される大会の内容とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • 学生フォーミュラの車両ゼッケンは昨年の成績により割り振られる。ゼッケン1をつけるのは京都工芸繊維大学
  • 波乱の多い学生フォーミュラ。昨年は最後の審査となるエンデュランスの「ファイナル6」まで波乱が続き、岐阜大学が無事に3位に入ってゼッケン3をつけることとなった
  • エントリーリストを見る限り、ICVからEVへのシフトもなく、今大会では大きな変化・変動も見られない
  • 山地にあったエコパから、海に囲まれたアイチスカイエキスポ会場へと、今大会は景色が一変することになる
  • 自動車大学校過去最高位の成績を収めた日本自動車大学校(NATS)は今回ゼッケン2をつけることになる

会場をスカイエキスポに変更!

2024年2月19日(月)、公益社団法人自動車技術会が「学生フォーミュラ日本大会2024」のエントリーリストを公表しました。学生フォーミュラは、学生たちが自らの手で、小型フォーミュラの設計と製作を行い、そして用意されたコースで出来上がったマシンの走行性能を実証する教育競技会です。

エントリー申し込みは前回を上回る106チーム

学生フォーミュラは、車両の出来映えだけでなく、そのデザインやコスト、マシンを使ったビジネスの構想提案などまでも審査の対象となっている。1981年にアメリカで開催された「Formula SAE」がその始まりとなり、現在では世界各国で同一のルールで開催されているため、この日本大会にも海外からの参戦もある。

「学生フォーミュラ日本大会2024」は、9月9日(月)から14日(土)の6日間にわたって、愛知県常滑市にある愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開始される。これまでは静岡県袋井市/掛川市のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催されてきたが、今回は19年ぶりに開催地を変更しての開催となる。ちなみに静的審査と呼ばれる書類審査等の一部は、前回同様2024年9月3日(火)~6日(金)の期間にオンラインで実施することとなった。

この学生フォーミュラも、ここ数年はCOVID-19の影響もあり、2020年大会中止、オンラインでの静的審査のみの2021年大会となったが、2022年大会は国内チーム限定での開催となっていた。2023年からは、参加可能台数上限は98台から80台に絞られ、一部審査はオンラインという形式にはなったものの、海外からの参戦も認められ通常開催となっている。

今回で22回目を迎える学生フォーミュラ日本大会には、参加可能台数上限80台を上回る106チームがエントリーを行った。その内訳は、ICV(ガソリンエンジン車)クラスが国内54チーム、海外14チーム、EV(電気自動車)クラスに国内19チーム、海外19チームという内容だ。

学生フォーミュラ初参戦は室蘭工業大学(ICVクラス)、そしてEVクラスに富山大学が初挑戦する。海外からはロシアとカザフスタンが初参戦となり、80台の中にはタイ、マレーシア、中国、インドネシア、台湾からの参戦もある。日本国内チームは優先順位があるため、現時点では海外からの25チームがウェイティングリストに名を連ねている(1チームは参戦辞退)。

今回のトピックとしては、やはり会場が変更となったことが大きな変更点といえる。学生フォーミュラ日本大会開催当初は富士スピードウェイやツインリンクもてぎ(モビリティリゾートもてぎ)が使用されてきたが、2006年大会からは静岡のエコパで長年開催されてきた。

スカイエキスポ会場は伊勢湾に面した中部国際空港に隣接しており、山地にあったエコパとは環境も一変する。天候の影響がどのように出るのか、また会場の路面がエコパほどフラットではないということもあり、今大会でそのあたりにも注目をしたい。

学生フォーミュラは、本大会までに車両を製作すればいいということではない。本大会を前にすでに各種審査や書類提出などが予定されており、各チームはさまざまなスケジュールも管理しながら車両の製作を進めていくことになる。

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