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新生ロールス・ロイスのグッドウッド初生産車は2台の「グラビティーレーサー」だった! 世界最高峰のクルマの本当の話とは

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TEXT: AMW  PHOTO: ROLLS ROYCE/ABKCO © 2022

  • グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード・ソープボックス・チャレンジで競うRR-0.02
  • 1930式のファントムII
  • 1965式のファントムV
  • マザーオブパールの外装塗装仕上げを施した2015式のファントムVII
  • グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード・ソープボックス・チャレンジで競うRR-0.01
  • エディンバラに姿を現したシルバー・ゴースト
  • 最速レーサーに贈られるニュートン・アップル賞を獲得した
  • 見習いチームによって管理された、修復後のグラビティ レーサーRR-0.01とRR-0.02

新生ロールス・ロイスの歴史は2001年から実は始まっていた

2003年1月1日午前0時1分、最初の新型ロールス・ロイス「ファントム」が顧客に引き渡されたことで、グッドウッドでの新生ロールス・ロイスの時代が幕開けたと一般的には語られています。しかし、実はその2年前に2台のグラビティーレーサーがグッドウッドでは生産されていたのでした。

ロールス・ロイスの復活を予感させるグラビティーレーサー

新生ロールス・ロイスの歴史は2003年から遡ること2年、2001年から実は始まっていた。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード・ソープボックス・チャレンジに出場するために2台のクローズ・カップルド・ドロップヘッドグラビティーレーサーが製作されていたのだ。

「グラビティーレーサー」とは聴き馴染みのない言葉だが、ソープボックス(石鹸箱)チャレンジという言葉からも想像できるよう、エンジンを持たずに坂道を重力に任せて下ってゆくクルマのことである。「RR-0.01」と「RR-0.02」というコードネームを持つこの2台のグラビティーレーサーはロールスロイスの復活を予感させるもので、ウェスト・サセックスの田園地帯で間もなくブランドを再スタートさせることになる熟練工たちによって製作された、まさに1台限りの注文品だった。

最優秀デザイン賞を受賞したRR-0.01

RR-0.01は初代グッドウッド製「ファントム」のデザインへのヒントとなった。カーボンファイバーとグラスファイバー、複合ハニカムプレート、精密なアルミニウム部品で作られたモノコックシェルは、「ファントムVII」に酷似しており、2001年のフェスティバル・オブ・スピードで最優秀デザイン賞を受賞した。

このクルマは2001年のソープボックス・チャレンジで、ロールスロイスの現代における最初のデザイン・ディレクター、イアン・キャメロンがドライブをし、最終コーナーでベントレーのレーサーを抜き去る活躍を見せた。

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