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スタッドレスタイヤはどうやって保管する? 横置き・縦置き、理想の置き方と寿命を伸ばすひと手間をお教えします

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭(SATO Kei)/写真AC

  • タイヤ単体ならそれほど重くないので、ラックを使って縦置きするのがベストだ。屋内なら日陰で湿気のこもりにくい場所を選びたい
  • スタッドレスタイヤのゴムは夏タイヤよりも柔らかい。そのため劣化のスピードが早く一般的な寿命は3年もしくは4年と言われている
  • 右の溝にあるのがプラットホームで、左の溝にあるのがスリップサイン。プラットホームが露出しているので冬タイヤとしては限界だ
  • タイヤの製造年週はサイドウォールを見れば分かる。寿命は使い始めてからではなく製造してからなので長期在庫品を買うときは注意
  • ホイール付きで保管するときは空気圧を適正値の約半分に。また汚れやケミカル類を水洗いして落とせば劣化を遅らせることができる
  • 毎年のように聞く雪道での事故。スタッドレスタイヤの正しい保管方法を知ることで、より安全なカーライフを送ることができるはず
  • ホイール付きで保管するときは横積みにしておこう。定期的に重ねる順番をローテーションすれば、タイヤの負担も上手く分散できる
  • 屋外で保管するならマストと言っていいタイヤカバー。タイヤの主成分であるゴムは紫外線や温度変化、湿度の影響を受けやすいのだ

風通しが良く、横置きが理想

冬の期間しか使用しないスタッドレスタイヤは、夏の間は次のシーズンまで保管をしないといけません。その保管方法によっては、寿命を縮めてしまう可能性もあります。今回は、スタッドレスタイヤの正しい保管方法について解説をします。

紫外線を避けて保管する

全国的に雪が少なかった2024年の冬。地域によってはスタッドレスタイヤから、夏タイヤに交換を終えた人もいるだろう。そこで気になるのが次の冬まで出番のない、スタッドレスタイヤのベストな保管方法だ。

どれだけ高価なタイヤであろうと経年劣化は避けられず、スタッドレスタイヤは夏タイヤに比べて寿命が短いとも言われる。できるだけ性能を落とさず長く安全に使うためには、どのような点に気を付ければいいのか考えてみたい。

まず最大の課題である場所。理想は直射日光が当たらず風通しのいい屋内だ。紫外線や極端な高温に湿気はゴムが劣化する要因で、単純に屋内ならどこでもいいというわけではない。自宅の空いている押入れまたは物置やガレージ、近隣のレンタル倉庫であれば盗難も予防できる。屋内にスペースがない場合は外になってしまうが、その際も直射日光や雨が当たりにくい場所を選び、タイヤカバーなどを使えばだいぶ改善できるはずだ。

もうひとつ頭を悩ませるのは、縦置きか横積みかの問題だ。これはタイヤ単体かホイール付きかで違いがあり、タイヤだけであれば縦置きというのがセオリー。理由は横積みにすると下のタイヤが重みで変形してしまうからで、タイヤラックなら風通しの改善にも役立ち一石二鳥といえる。

いっぽうホイール付きはタイヤ単体よりはるかに重く、縦置きにするとタイヤ下部に大きな負担がかかり、接地面が変形するため横積みのほうがベターだろう。なおホイール付きは空気圧を適正値の半分くらいに下げ、タイヤとタイヤの間に厚めのダンボールなどを挟んでおけば、保管中の負担が減りコンディション維持に繋げられるはずだ。

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