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カタールでは日産「サニー」がいまだ現役!「ランクル」や「カリナン」などのビッグサイズSUVの存在意義がわかりました【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • カタールのサーキットの様子
  • 今回借りた日産サニーと隣に並んだ中国車。なんだか似ている?
  • WECのサポートレースに参戦していたのは、なんとEK型ホンダ シビック
  • サーキット方面の高速道路はいつもガラガラ
  • アラビア語は読めず……英語表記もある
  • カタールの高速道路に設置されていたオービスの予告看板
  • 都市はとても近代的
  • 渋滞することのなかった夜の高速道路
  • 街並みはとてもカラフルにライトアップされている
  • サッカースタジアムは外から見てもゴージャス
  • サーキット内の施設は豪華なつくり
  • サーキットの施設は先進的かつおしゃれ。清潔感もあって快適だ
  • ファンヴィレッジのお茶屋さん
  • BMWのピット作業の様子
  • ペンスキーとタッグを組むポルシェ
  • キャデラック・レーシングの2号車
  • ピット作業を行うアルピーヌ・エンデュランス・チーム
  • ピット作業を行うフェラーリ・AFコルセ
  • ピット作業を行うBMW M・チームWRT 15号車
  • ピット内で作業する94号車プジョー・トタルエナジーズ
  • ピット作業を行うランボルギーニ・アイアン・リンクス
  • WECのBMW M・チームWRTブース。WECの翌週がMotoGP開幕戦ということで、バイクの展示も多め
  • ピットウォークは異国情緒たっぷり
  • ホテルの駐車場には現行のトヨタ ランドクルーザー!

カタールの人々はフレンドリー!

ドイツ在住で、モータースポーツを中心に取材するためヨーロッパを東奔西走している池ノ内みどりさん。アメリカ・デイトナ24時間レースに続き、FIA世界耐久選手権(WEC)の取材のため、カタールへ飛びました。現地のクルマや交通事情などをリポートします。

日本ではその名が消えた日産「サニー」が大活躍

先日、私にとって初となる中東のカタールへ、WEC(FIA世界耐久選手権)の取材で行ってきました。ドバイやアブダビは飛行機の乗り換えで空港を利用したことがありましたが、カタールは初上陸でワクワクしました。

一緒に行動をしていた友人は別のホテルに宿泊していたこともあり、毎日レンタカーの日産「サニー」で送り迎えをしてくれていました。私の宿泊していたホテルの前で観察していると、とんでもなく大きなSUVが続々と現れます。

例えば、私の住むミュンヘンで開発されたBMW「X7」やロールス・ロイス「カリナン」はとても巨大。ドイツの街の狭い道でこれらの巨大SUVはミスマッチな感じに見え、一体誰が乗るのだろう? と思っていました。やっとそれらの巨大SUVの需要が中東にあるということを理解。日本車ではトヨタの「ランドクルーザー」、通称ランクルがこれでもか、というほどに数多く走っていたのがとても印象的でした。

ランクル

ドイツでもランクルは一応売っているようなのですが、見掛けることが全くないだけに、ランクルだらけのカタールにビックリ。ほかの中東の国々でも人気なのでしょうか?

私たちが借りたレンタカーは、懐かしの日産「サニー」。ドイツでは売っていない車種ですが、調べたら日本でももう売っていないのですね。カタールでは数多くのサニーを見掛けました。いまも世界のどこかで日本車が愛用されていることが嬉しいですよね。巨大な超高級SUVが多い中、日本でもヨーロッパでも見たことのない中国車両も多く見掛けたのですが、その人気の理由は何でしょう……。

2022年に開催されたサッカーのFIFAワールドカップや、2024年1月に開催されたアジアカップでも日本選手らが活躍した、収容数が8万人を誇る金色に輝くルイサル・スタジアムがサーキットへ向かう道中にあり、毎日眺めていました。ほかにもカタールには7つのスタジアムがあるそうです。

街の中心地は交通量が多く混雑をしていますが、ルイサル・スタジアムやサーキットへ向かう北部の高速道路はいつもガラガラ。ガラガラな所はスピード超過も赤信号無視もしやすいからか、オービスが数多く設置されていて、私たちはいつも慎重に走っていました。カタールの交通違反の罰金は非常に高額だと事前に注意をされていたのでなおさらです。

サーキットをはじめあらゆる場所でイスラム教の伝統的な民族衣装の方たちが多く、最初は驚きました。着物姿の大勢の日本人をカタールの人が見たときの反応もきっと同じなんだろうなぁ、と。そのオリエンタルでエキゾチックな風景はとても刺激的で、文化や風習をもっと知りたくなったのでした。

カタールはどこに行っても人々はとてもフレンドリー。多くの外国人が居住されていることもあり、誰もが英語を非常に流暢に話され、私の下手な英語にも根気よくお付き合い頂きました(笑)。サッカーの影響か、私が日本人と分かるとサッカーの話題を振ってくださる方も。ゴミひとつ落ちていない清潔な街での滞在はとても楽しく、また訪れたくなる国でした。

ただし……めちゃくちゃ荒い運転や車間距離ツメツメ、クラクションやパッシングの嵐はちょっと勘弁願いたいです。

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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