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【追悼】マルチェロ・ガンディーニがデザインしたクルマ10選。「カウンタック」だけじゃないレトロフューチャーなクルマとは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: AMW/Stellantis/Automobili Lamborghini

  • ランボルギーニ カウンタックLP400プロトタイプ(手前)とカウンタック 25thアニバーサリー
  • ストラトスHFゼロ(手前)とランチア ストラトスHF
  • ランボルギーニ ミウラP400S
  • フェラーリ ディーノ308GT4
  • アウトビアンキ ラナバウト
  • シボレー テステュード
  • シボレー テステュード
  • ルノー5(サンク)
  • アルファ ロメオ モントリオール
  • アルファ ロメオ モントリオール
  • シトロエンBX
  • シトロエンBX
  • ランボルギーニ P132
  • ランボルギーニ P132
  • ランボルギーニ ディアブロ
  • ランボルギーニ ミウラ(手前)とカウンタックLP400プロトタイプ

いま見ても驚かされるデザイン

2024年3月13日、イタリアの名デザイナーであるマルチェロ・ガンディーニが死去、85歳でした。多くのクルマ好きを魅了したエクステリアデザインは、令和の時代になっても評価される傑作ばかりです。 AMWでは、ガンディーニがデザインした名車の中から10台を選りすぐって紹介します。

ベルトーネのチーフデザイナーだった

ここのところ、各界の著名人が亡くなって寂しい限りだ。芸能関係はとくに昔から見ていた人が亡くなることも多くて、思い出とリンクするだけに、なおさら悲しかったりする。そんなときに、われわれクルマ好きにおいても、悲報が飛び込んできた。それが、マルチェロ・ガンディーニが亡くなったというニュース。

ピニンファリーナ、ジウジアーロと有名カロッツェリアはあるものの、ガンディー二はベルトーネでチーフデザイナーを務めたあと、組織に不満で1979年に退社してからはフリーで活躍しているのも珍しいところで、それゆえ、さまざまなメーカーのクルマをデザインしているし、そのテイストはまさに奇才の名にふさわしい。では、代表的なモデルを紹介していこう。

ランボルギーニ カウンタック(1973)

言わずとしれたスーパーカーブームの巨塔。直線を採り入れまくりの未来感あふれるデザインは今見ても新鮮というか、理解不能だ。ウラッコ、シルエット、エスパーダなど、ランボルギーニは大量にデザインされている。

ランボルギーニ ミウラ(1966)

カウンタックよりも先に出たが、スーパーカーブーム当時はカウンタックありきで、あとでミウラもガンディーニデザインと知るパータンが多かった。直線を採り入れた宇宙船的なデザインが得意かと思いきや、流麗なデザインもできると知って、その懐の深さには感嘆した。

ランボルギーニ ディアブロ(1990)

スーパーカーブームが終わったらお呼びでない? と思いきや、ディアブロのデザインもガンディーニだった。正確にはプロトタイプで、当時のランボルギーニの親会社GMのデザイナーがイジってしまったのは残念だが、全体の雰囲気はやっぱりガンディーニデザインだ。

フェラーリ ディーノ308GT4(1973)

名車ディーノ246の後継車として登場したのがこちら。「じゃないほうのディーノ」と呼ばれたりするが、ベルトーネ時代のガンディーニの作品。フェラーリと言えばピニンファリーナだけに、ほかとは違ったデザインで、やはり直線基調だ。それゆえどこかランボルギーニっぽく、それもあってかガンディーニがフェラーリをデザインしたのはこれだけ。

アウトビアンキ ランナバウト(1969)

アウトビアンキというとA112やY(イプシロン)を思い浮かべるが、こちらはデザインプロトタイプで、最終的にフィアットX1/9となる。シルエットが似ているかな、程度だったのを市販化。市販モデルについてもガンディーニ主導で行われたという。

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